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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784122059221
みんなの感想まとめ
歴史の名場面を新たな視点から描いた物語で、藤原時平を主人公に据え、菅原道真との関係性を深く掘り下げています。道真が出世から太宰府への左遷までの過程を、時平の視点で語ることで、これまでの悪役としてのイメ...
感想・レビュー・書評
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大阪四月の文楽「菅原伝授手習鑑」の簡単な予習をしていたのですがどうも話がつかめなくて困っていたところに、この本を推すコメントがSNSで飛び込んできて、思わず飛びつきました。
「菅原伝授…」は菅原道真を主人公に藤原時平を敵にした話で、この本は藤原時平を主人公にした話。
時平が道真を知り尊敬し互いに語る友になりそうなのに、いつしか道は別れていく過程が哀しさをさそいます。
同じ歴史の事実を扱いながらも、今までの有名な話とは全く違う、尚且つ魅力的な物語を紡いでしまうのは凄いと思います。
おかげで文楽「菅原伝授手習鑑」も楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かの菅原道真の出世から太宰府左遷までを、当事者である藤原時平の視点で語った作品。
この時代ならではの宮中における権利争いに関する内容が殆ど言ってしまえばそれまでですが、遠い昔の有名な出来事をここまで臨場感をもって書き上げたところに感服します。
道真が果たして上皇と組んで政治的野心を持っていたのか、類稀な頭脳を持ちながらも人間関係において不器用な人だったのかは分かりませんが、読後に余韻の残る素晴らしい作品としてでした。 -
藤原時平については歌舞伎の『菅原伝授手習鑑』ぐらいでしか。
なので、なんとなく"悪役"のイメージしかなかったんですよね。
対して、菅原道真については、大宰府へ流された悲劇の天才なイメージだけ。
で、今回この本を読んでなんとなく感じたこと。
時平、悪い人じゃないじゃん!
(いやフィクションだから)
むしろ、道真サン天才過ぎて融通きかないし、凡人に対して失礼だよね!
(フィクションだってば)
とまぁ…大概、道真側の物語を見聞きしていたので、今回の時平側視点での物語がとても新鮮でした。 -
内容(「BOOK」データベースより)
凡庸だが人心の機微を知る貴公子・藤原時平。破格の才力で他を圧倒する菅原道真。親の七光りで出世を重ねる時平は、自力で地位を築いた道真を敬慕し、その背中を追って国政に奮闘する。しかし上皇が時平率いる藤氏を疎んじ、道真を偏愛したため朝廷は二つに分裂。時平はかつて志を分かち合った道真と、互いの政治生命をかけて対立することになる! -
時平と道真の対比が鮮やかで、波瀾万丈の展開にドキドキ。
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マンガ応天の門で菅公の生きた時代に関心を持ち
手に取りました。
藤氏長者の地位を若くして継ぎ、謙虚に気を配り政に
励む御曹司の時平と、一方才で出世した理の人菅公。
お互い認め合う間柄だったのが、いつしか宿命の
ライバルになる経緯など、とても情味に溢れた味わい
深い一冊でした。
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知っているようで、詳しくは知らない菅原道真について書かれた小説。というか主人公は、道真を太宰府に左遷した藤原時平。今まで、名前すら知らなかった人物。
前知識のない時代の歴史小説は、読むのに気合いがいるが、この小説は楽しく読めた。 -
私はこういう「ハッピーエンドじゃないハッピーエンド」なお話が、とても好き。大好物。
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今春の文楽を観た後だったので、物語の世界に興味深く入っていけた。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
奥山景布子の作品
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