- 中央公論新社 (2014年4月23日発売)
本棚登録 : 22人
感想 : 6件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (437ページ) / ISBN・EAN: 9784122059382
みんなの感想まとめ
剣に生きる男たちの因縁と闘争を描いた物語は、古き良き任侠時代劇の魅力を存分に引き出しています。実際の歴史を背景に、繁蔵、助五郎、桑山という三人のキャラクターがそれぞれの人生を歩む様子を、丁寧に描写して...
感想・レビュー・書評
-
「古き良き任侠時代劇」の趣きがあった。正直、クラシカルなハードボイルドにありがちな「女性が酷い目にあう展開」が最近はモヤモヤしてしまうので、途中で読むのをやめようかと思ったけれど、ストーリーは硬派で面白かったので最後まで読まされてしまった。銚子に近い東総地区で幕末に実際に起きたヤクザ達の闘争の顛末を丁寧に描きつつ、剣に生きる三人の男達の因縁が織りなす「義理と人情の物語」が、最高にかっこよかった。平手の生き様も凄まじまかったけど、哀愁漂う座頭市も良かった。桑山もクズだけど、印象的な悪役キャラだった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
”笹川の繁蔵”と”飯岡の助五郎”の縄張りを争う確執に関八州取締方の幕府が絡んでの出入りを描いた天保水滸伝。
本書は繁蔵の用心棒となった平手造酒、助五郎の子分となった座頭の一、関八州取締方となった桑山圭介を軸に、この三人が若かりし頃、江戸の玄武館道場で千葉周作から「竜虎、そして研鑽を積めばそれを飲み込む鯨にもなろう」と言われ三人が辿った人生をじっくりと描く物語。
序章で3人を描き、1章を平手造酒、2章を座頭の一、3章を桑山圭介と一人ひとりに宛て、4章から本格的に物語が動くという贅沢な構成。
この本が好きな人におすすめの本
柳蒼二郎の作品
