植物は命がけ - 花とキノコの不思議なしくみ (中公文庫 た 86-1)
- 中央公論新社 (2014年4月23日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122059399
作品紹介・あらすじ
植物たちは永遠の寿命を放棄して、つぼみを生み花ひらかせるために、命がけで工夫を凝らす。サクラが春に開花するのはなぜか、どうして季節がわかるのだろう-知っているようで知らない植物の懸命な知恵としくみを、わかりやすく解き明かす。
感想・レビュー・書評
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田中修 著「植物は命がけ」(2014.4)は、「つぼみたちの生涯」(2000.9)を改題・文庫化したものだそうです。植物の一生で最大のドラマは花を咲かせること。種族の存続をかけて、命がけで、その筋書きを描いていると。植物は季節の訪れを温度で感じている。「葉・茎・枝」は空気中の温度を、「根」は地面の温度を。そして、太陽を浴び、太陽を信頼している「葉」は、昼と夜の長さを知っていて、それに反応してつぼみをつくる。つぼみが生まれ、花(生殖器)が咲き、種子ができる。種子の姿で夏の暑さに耐え、冬の寒さを凌いでる。感動
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永遠の寿命を放棄して、つぼみを生み花を開かせる植物たちの命がけの工夫やその仕組みの一端を解き明かしてくれる一冊。花が咲くための規則性も初めて知りました。そしてキノコの直面する危機に、キノコ大好きな身としては大変心配に。
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