13日間 キューバ危機回顧録 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2014年4月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784122059429

みんなの感想まとめ

核戦争の瀬戸際にあった1962年のキューバ危機を背景に、当時のアメリカの指導者たちの思考や決断の過程が描かれた回顧録は、緊迫感と感動に満ちています。著者は、聡明で良心的なリーダーシップを発揮したケネデ...

感想・レビュー・書評

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  • ケネディのような人物を排除した多様性の無さがアメリカ衰退の理由

  • 1962年10月に起きた米ソが核戦争の瀬戸際まで行ったキューバ危機のロバート・ケネディ(JFK大統領の弟で当時司法長官)による回顧録。彼は現キャロライン駐日アメリカ大使の叔父さんに当たります。

    恐らく部分的に誇張され、美化されているとは思うが、1960年代の古き良きアメリカが輝き、かつ聡明さと良心が息づいていた時代の夢物語のような気もします。
    それにしても現実に核戦争の瀬戸際まで行った危機の中枢にいた人物の回顧録は迫力満点で、手に汗を握り、JFKの聡明な決断には感動します。
    また、閣僚やスタッフで行う議論には「議論を押さえることのないように、また特別に気を使われるようなことを好まなかったために大統領は、我々の委員会の全ての会議に顔を出さないと決めた」・・・核戦争の瀬戸際の情況で、こういう決断が出来るJFKに拍手を送りたくなる一方で、翻って「3.11」の時の菅首相のやり方と比較してしまう。何故こうも違うのだろう? 情けない・・・

    「危機が全て終わったあとでさえ彼は、有頂天になって喜び、ソ連に屈辱を忍ばせるような言動を、いっさい許さなかった・・・(略)・・・彼は、なにが自国の利益で、なにが人類の利益かを、適切に判断したフルシチョフを尊敬した」

    ただ、このように聡明なJFKとそのスタッフが、後に「ベスト&ブライテスト」と揶揄され、ベトナムに関わって行くのは、やはり彼も神ではなく、生身の人間だったということか・・・

  • 1962年10月のキューバ危機の話。ジョンFケネディ大統領の弟、ロバートケネディ司法長官による記録。

  • ロシアのウクライナ侵攻が続く中で、1962年に発生したキューバ危機ではどのようなことが米国とソ連で為されていたのかを知りたく、手に取った。
    結論から言えば、読んで良かった、と言える内容であった。こんな思いをしたことは久しぶりな気がする。
    ジョン・F・ケネディの弟のロバート・ケネディが当時の回顧録として書いたものだが、わずか13日間であるが、また100ページ足らずの回顧録ではあるが、緊迫感が伝わって来たし、ケネディ大統領の苦悩や彼のブレーンたちの意見の相違、そしてソ連のフロシチョフやソ連政府の動揺などが良く理解できた。

  • 司法長官として当事者として目撃したキューバ危機と、それに対するJFKの姿を描く回想録。
    卓越した指導者像として、危機を回避する術として、様々な見方ができる回想録である。

  • キューバ危機ってなんだったんだろう?という興味から購入。当時の司法長官ロバート・ケネディの回想録だから、一方面からの見方でしかないが、核戦争を回避しようとする意志が感じられる。しかし、危機に直面するに至る状況を作らない努力が不十分だったのではないか、との疑念は残る。

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