- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122059900
作品紹介・あらすじ
鉄をも溶かす"炎の魔法"、密室に現れる人魂、過酸化水素水を用いた爆破予告、青酸カリによる毒殺、そしてコンプライアンス違反を訴える大学での内部告発など、今日もMr.キュリーこと沖野春彦准教授を頼る事件が盛りだくさん。庶務課の七瀬舞衣に引っ張られ、嫌々解決に乗り出す沖野が化学的に導き出した結論は…!?大人気シリーズ第二弾。文庫書き下ろし。
感想・レビュー・書評
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シリーズ第二弾。
今回も好奇心旺盛な庶務課の七瀬舞衣が
モラル向上委員会のメンバーである理学部化学科の
ミスターこと沖野春彦准教授を巻き込んで
持ち込まれた相談事を解決するというお話。
5篇を収録。
一般的に言われている事の間違いをサクっと訂正してくれる。
化学の知識のある人には、物足りないかもしれないけど
一般人で日常の謎系を気楽に読みたい人には楽しめると思います。
最近、沖野先生の声が脳内では諏訪部順一さんになってました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻に続き、理系出身者なら楽しめる内容。よく見ると、鍵になる化学物質の化学式が、各章の扉に書かれているんですね。ま、ほとんどわからんのですが(^^;
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シリーズ2作目。今回もトリック的にはわかりやすいんだけど、なんだかんだで面倒見のいい沖野先生と厄介事引き寄せながらも仕事熱心な舞衣ちゃんが気になるっつーか。剣也のが一歩リードしてる(笑)
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シリーズ2冊目。大学庶務課の舞衣の元へ持ち込まれる謎を准教授沖田と共に解いていく短編集。炎の魔術師の話が一番平和にまとまっていて好き。リアリティあるかと言われればそうでも無いのだけど化学の部分は嘘をついていないと思われるので、これらの事件のいくつかは再現可能だと思うと面白い。実は沖田先生が面倒見良いところも好きなポイント。(3/15)【2024-14】
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相変わらずさらっと読める人が死なないミステリー。
炎の魔術師の話が一番好き。
推理ものでよく使われる青酸カリは「そうだったのか!」と新たな知識を手に入れた気分。
恋愛に絡む話も多いけど主人公達はくっつく感じはまだない印象。 -
事件を化学の力で解くから、化学の復習もできた。
1話の炎の魔術師の話がすごく良かった! -
炎の魔術師、爆弾、青酸カリ、人魂など、今作もいろんな身近な現象を化学で解明。サクサク読めます。
グロくなく、ちょっとした豆知識が楽しい。 -
大学理学部科学科の准教授の沖野が庶務課の七瀬と一緒に
科学的な謎を解いていく、科学ミステリーのシリーズ第2弾。
科学知識が盛り込まれてるので、そういうのが好きな人にオススメかな。
ライト文芸であり、殺人事件の起きないミステリーなので、
中高生にも安心して読ませられる作品。
今作は5作の連作短編の中で、4作目の話に出てくる、
大学がメーカーと共同開発して、大学生協で試験的に販売している
超能力水という飲料を見て、力水ってキリンの炭酸飲料を思い出してしまったのは、
自分だけだろうか(笑)。