- 中央公論新社 (2014年9月23日発売)
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感想 : 9件
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784122060135
みんなの感想まとめ
政治家としての演説の力をテーマにしたこの自伝は、戦前の日本における斎藤隆夫の挑戦と葛藤を描いています。彼は「粛軍演説」や「反軍演説」を通じて、論理的に人心を掴む技術を駆使し、軍部や政府に対して耳の痛い...
感想・レビュー・書評
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佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1682510X詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
演説が武器の政治家ってかっこいい。論破とは違う。理詰めで人心を掴む力。しかもテロが跋扈した戦前に粛軍を語るなんて、今の政治家にそんな度胸を持った人いるか?
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斎藤隆夫 「回顧七十年」自伝のほか2演説を掲載した戦前戦中の政治記録。
この本の帯や解説にある「現状維持の勇気」とは、実行性のない軍部の革新を批判し、現状維持により責任ある立憲政治を続けることを意味。
二二六事件後に行われた粛軍演説、支那事変処理を批判した反軍演説の2演説は迫力ある。二二六事件に見られる思想的単純さ、東亜新秩序に見られる理想主義的な実行性のなさを批判し、軍人による政治運動を批判
ヨーロッパによる東亜侵略阻止は重視しているが、戦争については 適者生存と位置づけ、勝者による領土侵略は肯定。太平洋戦争の失敗は、政治が無力であり、軍人の政治運動を許容した点にあると言いたいのだと思う
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2・26事件後の「粛軍演説」、昭和15年の「反軍演説」を経て軍部に睨まれ議院からの除名処分を受けた演説の名手・斎藤隆夫の自伝。
演説というか、国会における代表質問なんですね。
両演説の全文も掲載されているが、ごくごく当たり前のことしか言っておらず、それどころか「力が正義」的な論調は十分に「戦前的」だと感じる。
にもかかわらず受け入れられなかったというのは、なかなか絶望的である。
軍国主義云々というよりは、軍部、政府に耳の痛いことを言っていたということで、ロジカルな議論のできない者のなんと多いことか。
あと、「反軍演説」という呼び名はあまり適当ではなくて、「いかにして日中戦争を終わらせるか。汪兆銘政権を支持しても役に立たないのではないか」という、どちらかといえば外交批判だと思うけどね。
それにしても、ブクログにおける著者プロフィールは同姓同名の別人じゃん。1952年埼玉生まれって。すごく間抜けだぞ。 -
かつて日本にこんな政治家がいたということを、不覚にも寡聞にして知らなかった。
五.一五事件や二.二六事件で政治家の命が奪われるような状況にもかかわらず、毅然として議会にて粛軍の演説を行うような気概は、はたして現代日本の政治家中に幾人いるであろうか。
「近衛公への意見書」中の数項は、あたかも現在の与党議員のことを指摘してるかのごとくで、いやしくも自信を政治家と名乗るのであれば、ぜひとも読んでいただきたい「意見」が開陳されている。
何より特筆すべきはその文体である。漢文の素養の高さを思わせる簡にして要を得た文章は、70年という長い年月の経緯を伝えて余りある。
兵庫県出石の生んだ後世に誇るべき人物の一人であろう。 -
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