汽車旅の酒 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
3.11
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本棚登録 : 121
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122060807

作品紹介・あらすじ

旅行をする時は、気が付いて見たら汽車に乗っていたという風でありたいものである-。旅をこよなく愛する文士が美酒と美食を求めて、金沢へ、新潟、酒田へ、そして各地へ。ユーモアに満ち、ダンディズムが光る著者の汽車旅エッセイを初集成。巻末に観世栄夫の逸文を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 吉田健一 の好きな お酒、旅、金沢のエッセイを集めたもの。お酒、旅、金沢は 日常のストレスから解放される手段。

    しなくてもいいことを する機会が多いのが、旅の楽しみ



  • 「酒が本当に上等になると、人間は余りものを言わなくなるものである。」そうですね(^-^) 酒は静かに飲むものだと思います(^-^) 吉田健一 著「汽車旅の酒」、2015.2発行、中公文庫です。一番心を揺さぶった箇所はw「人間は仕事が出来る間が花だ、と言うが、むしろ、したい仕事をしてしまって、天気なら日向ぼっこをし、雨なら小料理屋の隅で雨の音に耳を澄ましたり、家で読書に耽るとかする境涯こそ、人生の花と呼んでいい時期なのではないだろうか。」なんだか、読んでて無性に嬉しくなりました。

  • 旅行といえば移動中や宿泊先で楽しむ酒のことが真っ先に頭に浮かんでしまうくせに、肝機能の数値におびえ深酒に後ろめたさを覚える呑兵衛たち。そんな我々を嘲笑うがごとく、酒を愛する著者の飲みっぷりがなんとも潔い。どれだけこの人は酒好きだったのだろう、果たして素面でいる時はあったのだろうか。

  • 代表作になるとは思えないのだけれど、旅、酒、汽車と揃うとどうしても点が甘くなる。休日に気持ちいい読書ができたので5☆。そもそも金沢について書いている人なので不思議ではないが、このタイミングでの刊行は北陸新幹線開業に合わせてたものでないかと勘ぐってしまう。まあ、それはそれで。

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  • 汽車旅を愛し、美酒と美食を求め、各地を彷徨う。そんなエッセイ。エッセイの斬れ味という点で、物足りない。

  • 酒が好きな人は、そのディティールを細かに表現しようとするが、この著者には一切ない。とにかくぐいぐい飲んで、ぐいぐい書く。本当にかっこいい。

  • 小説二編は、まったく意味がわからず。一文が長くて、点も打ってないので、理解不能。
    私に、この本を勧めたヒトに対して、怒りがこみ上げてきます。時間を返して欲しい。

  • 最後の方に小説が入ってた。えっと、この人の小説はあまり好みではないな。エッセイは好きなんだけどね。

  • 新幹線でない電車で旅に出たくなる。酒を飲みながらのね。

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著者プロフィール

1912年、東京都生まれ。批評家・作家。ケンブリッジ大学中退。外交官の父・吉田茂(後の首相)の任地に従って中国、フランス、イギリスで育つ。1931年、大学を退学して帰国。ポーやヴァレリーの翻訳から文学活動を開始し、39年、中村光夫らと同人誌「批評」を創刊。戦後は翻訳、評論、随筆と一挙に幅広い活動を始め、言葉による表現の重要性を唱えた。主な評論に『英国の文学』『東西文学論』『ヨオロッパの世紀末』『時間』、小説に『瓦礫の中』『絵空ごと』『金沢』、随筆に『私の食物誌』など多数。


「2018年 『ラフォルグ抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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