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- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122061293
作品紹介・あらすじ
合衆国艦隊司令長官兼海軍作戦部長としてニミッツやハルゼーを指揮下に戦争を指導した提督の知られざる人物像とその戦略を描く。生い立ちから青年士官時代、マハンの戦略哲学を受け継ぎ、米英首脳との会談に参画して策定した対日作戦の概要とその経緯、さらに大統領との関係や米海軍内部の確執を詳述する決定版評伝。
感想・レビュー・書評
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ニミッツ、ハルゼー、スプルーアンスの名前はよく聞いていたものの、その上でアメリカ海軍制服組のトップとして、グランドデザインに基づく指揮、高級人事、資源配分や調整、陸軍や連合国の他軍との協議に責任をもってあたっていたキングのことは、よく知らなかった。
キングは、尊大で自信家で直情径行、激情家。自己を頼むことが多くワンマン型であったとのこと。頭脳明晰であっても官僚機構の中では昇進は難しいところもあったに違いないが、そういう人材を適所に宛てえるというのが、アメリカ流人事システムの偉いところか。
なお、陸軍側でキングのカウンターパートであったマーシャルは、戦後のマーシャル・プランに名を残すように、同じ優秀な人材であってもさらに柔軟で幅広く如才ないタイプであったとのこと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
合衆国艦隊司令長官兼海軍作戦部長としてニミッツやハルゼーを指揮下に戦争を指導、知られざる人物像と戦略哲学、米海軍内部の確執を描く決定版評伝。
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