任侠書房 (中公文庫 こ 40-23)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 2158
感想 : 253
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122061743

感想・レビュー・書評

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  • 今野敏さん、初めまして作品。
    とてもやばい作家さんに出会ってしまった。
    調べてみたら作品の幅広さに唖然。。。
    これから追っかけられるのだろうか。
    とても面白く,最後スッキリと終わりました。
    次は学園か,違うシリーズか,悩みます。

  • 2019.11.1読了

  • 2004年11月「とせい」実業之日本社刊。書下ろし。2007年11月中公文庫化。改題して2015年9月中公文庫刊。シリーズ1作目。人情味たっぷりの阿岐本組の人々の奮闘が、ユーモラスに語られ、楽しめる。心がけでなんとかなっちゃうという、ファンタジックな展開が良い。

  • 任侠シリーズ。
    以前、病院と学園を読んでいたけれど内容をすっかり忘れています・・・が、
    とても楽しく読めました!

  • しのぎで手に入れた会社が出版社。経済やくざが売らずに稼ぎをだせるか?
    闇金から町工場の借金回収を依頼。組長から素人さんには手を出すな。元オタクの組員が町工場の技術がビニール人形に使用可能・町工場は仕事を得て絶好調。
    組長は出版社の社長になる。代貸は役員。週刊誌にヤクザの裏はなしを掲載。完売。
    元アイドルの主婦のセクシー写真(ヌードではない)掲載で連続完売。
    書籍部の新編集長を代貸に選ばせる。「作家が書きたいものを書かせる」がスローガンの男を編集長に抜擢。編集長は降格。このスローガンで元編集長担当の作家が恋愛小説が大ヒット。
    出版社にマル暴担当の甘糟刑事がやってくる。出版社のある神田をしきっている組ともめるのを懸念。代貸は相手の組に挨拶。びびるが、組長同士は兄弟だった。
    自筆の自伝の出版を依頼された。その内容は、出版できる内容ではない。
    インタビューを週刊誌で連載。その後、ゴーストライターの作品として出版する方法を編集長が提案
    所轄のマル暴の不当捜査で入社祝いにもらった万年筆を折られる。刑事を殴り拘留
    刑事の弱味を探す。息子が悪だった。
    闇金が通常の利子しか払わなかった町工場に放火するとヤクザから教えてもらう
    現場を抑えてボヤで止める。実行犯は刑事の息子 組長が社長を辞任することで組員は釈放。町工場は人形イベント終了すると仕事が激減。元オタク組員がコンサルタントに入る。有料。
    刑事の息子は自首。闇金の社長は逮捕。出版社は売れない作家に書きたいものを書かせてベストセラー。
    女性週刊誌の編集長はきついがいい女。裏社会から交渉する男でインタビュー嫌いの女優のインタビューを掲載。
    組長が「出版社もあきた」組員は出版社からひきあげる

  • 最近、知人に勧められたのをきっかけに、任侠モノにハマってしまいました。
    表紙もコミカルで。

    解説で「任侠を正義の味方だと勘違いしてしまいそうな若者が増えるのは困る」と仰っていましたが、まさにそのとおりだと思いました。
    世直し(今回は会社を建て直し)する任侠さんが主人公のお話は、ヤクザと呼ばれる人たちの上澄みを掬い上げて書かれたフィクションだということを念頭に置かないと、筋を通し義理堅く、人様には迷惑をかけず、世直しまでしてしまう部分がクローズアップされて、ともすればアウトローの人たちだと言うことを忘れさせてしまう。

    まぁ、そういうことを差し引いても、物語として面白かったので、続編も読みます。

  • 9月-14。3.5点。
    弱小暴力団、カタギに迷惑を絶対掛けない昔ながらの任侠。
    倒産した出版社へ組長が社長に。
    売れない週刊誌がヤクザの案でいきなり売り切れに。
    地場の暴力団や警察がちょっかいを出してきて。

    さすがに面白い。次作も期待。

  • 気軽に読めて、読後感も爽やか。

  • 改題前の『とせい』で読了。

  • ■ 1824.
    〈読破期間〉
    2018/4/9~2018/4/10

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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