死をどう生きたか 私の心に残る人びと (中公文庫)

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  • 中央公論新社 (2015年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784122061798

みんなの感想まとめ

人生の最期を考えることがテーマの本で、著者が医師として看取った患者たちの物語を通じて、死と向き合う姿勢を深く掘り下げています。1983年に刊行された作品が2015年に文庫化され、その際には著者の奥様へ...

感想・レビュー・書評

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  • 1983年に刊行された同名の書籍を2015年に文庫化したものです。日野原先生が医師として看取った患者のうち、およそ20名ほどの方の最期と、文庫化にあたり奥様の最期について追加されています。今から40年ほど前に書かれていることと、医療の専門用語が結構出てくることもあってか硬い印象を受けましたが、いずれ迎えるであろう自分の人生の最期を考えるきっかけになるような本だと思います。個人的には2番目に出てきた、35歳で癌のために4歳の娘を残して旅立つことになってしまった女性の考古学者が、どんなに辛かっただろうと思わずにいられませんでした。

  • 初めての患者さんの死と向き合い人間を看取ること、医療としての責任、人間力を深化させていくことの大切さを知ります。病気をみるだけでなく、一人の命としてみるかを学べる一冊。

  • 日野原重明 著「死をどう生きたか 私の心に残る人びと」、1983年中公新書、2015年中公文庫出版です。文庫化にあたり、2013年5月、93歳でお亡くなりになった静子夫人への追憶を寄せられています。

  • 日野原先生が見おくられた各界の著名人の生き方をまとめている。一番印象に残ったのは、やはり奥様のことだ。認知機能が低下し、病状に伏せる妻と毎日朝夕手を合わせてお見舞いに行っていた先生のお姿が目に浮かんでくる。

  • ギリギリまで意識を保ち、自分の人生に満足し、残る者に感謝しながら旅立った人々。現代の医療現場でなくなりつつある光景なのではないかと思う。しかし、もっとも重要なことでもあると思う。本人の意思が働かないところで行われる延命治療にどれだけの意味があるのか。残される者を含め、死を受容していくことが必要なのではないだろうか。

    キリスト教の話題が多かったのが、無宗教の人間にとっては少し気になったが、そのくらい。

  • 著者入魂の書。主治医として看取った人びとの真摯な姿を描きながら、死を受容することの意味について深く考える。亡き妻への追憶を初めて文章にして加筆。

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著者プロフィール

1911年山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院内科医となる。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。予防医学の重要性を指摘し、医学・看護教育の充実、ターミナル・ケア(終末期医療)の普及に尽力。2000年には「新老人の会」を結成。1999年文化功労者。2005年文化勲章受章。2010年には国際コルチャック協会名誉功労賞受賞。2017年7月18日逝去。

「2022年 『2023年版『生きかた上手手帳』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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