特捜本部 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫 と 25-37 刑事の挑戦・一之瀬拓真)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122062627

作品紹介・あらすじ

海浜公園のゴミ箱から、切断された女性の腕が発見される。その指にカレッジリングがあったことから、母校の大学に向かう一之瀬。警視庁捜査一課異動後初めての特捜本部は、波瀾含みのスタートに…!若手刑事の成長を描く警察小説シリーズの新章、堂々開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 若手刑事一之瀬拓真が、一作ごとに成長していくシリーズ。(そういえば、第3作が未読だった)
    今回は特に、同期との対抗心に葛藤する主人公の心理が、捜査活動の中で顔を出す。
    事件解決後、一之瀬は自問する。
    「自分は人間としての基本的な優しさや思いやりを忘れながら、プロの刑事になりつつあるのか」と。
    読者としては、そんなことないよと、声をかけてあげたい。頑張れ、一之瀬!

    そんな一之瀬が、最終頁で結婚を決意?!
    次回作でどうなるか、楽しみ。

    いくつものシリーズをものする著者得意のコラボレーションか、思わぬところで『アナザーフェイス』の大友の名前が飛び出し、思わずニヤリ。これも、堂場作品の楽しみの一つ、といっていいか。

  • 一之瀬拓真、捜査一課へ。

    江東区でバラバラにされた遺体が見つかり、手がかりが大学の卒業を記念して作った指輪だけ。そこから捜査が始まります。

    段々と事件が大きくなっていくので、曖昧な感じで終わるのでは?と心配になりましたが、無事に終わりました。

  • 海浜公園のゴミ箱から、切断された女性の腕が発見される。その指にカレッジリングがあったことから、母校の大学に向かう一之瀬。警視庁捜査一課異動後初めての特捜本部は、波瀾含みのスタートに…!若手刑事の成長を描く警察小説シリーズの新章、堂々開幕。

  • 一之瀬拓真シリーズ4作目。とうとう捜査一課に栄転!!
    今回のも事件の絡み方・複雑さが堂場さんらしくて、内容が面白かった。一之瀬が事情を聞いた相手が多いので、出てくる名前もかなり多くて「これ誰やっけ?」とページを戻ったことが数回(^^;
    恐ろしい事件やけど、恐ろしい描写が控えめでありがたかった。
    外事二課とは…?って感じやけど、どんなネタ元でも情報は情報。それがスルスルつながっていくのが面白い!

    こっそり大友鉄が出てきたことが嬉しかった!
    アナザーフェイスシリーズにも一之瀬がちらっと出てきたことがあった。どの作品やったかは忘れた

  • 一ノ瀬シリーズ。長い割には…( ゚ω ゚)という感想。もう少し短くまとめられたほうが良かったのかも

  • 捜査一課異動してまもなく、バラバラ遺体が発見される。一之瀬の出身大学のカレッジリングがあったが、被害者の身元が分からない状態。捜査が手一杯で、妻・深雪の母親にまで心配される有り様。一方で、犯人は特定されたが、二人目の遺体をやらかした犯人は、妻を邪魔扱いの末に殺した極悪人。

  • 一ノ瀬拓真シリーズ4弾。
    警視庁捜査一課に移って大分刑事らしくなった感じがする。バラバラ殺人事件の顛末がどうなるのか、続きが気になって、すいすい読めた。

  • 一ノ瀬拓真4作目。捜査一課へ移動。
    バラバラ殺人事件。
    ちょっと出だし嫌な事件だったけど、地道な操作でつながりが出てくるあたりが面白いから刑事物はやめられない。

  • 一之瀬拓真シリーズ。捜査一課に行き初めての特捜本部。バラバラ死体事件にいどむ。

  • 2020.11.20読了

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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