少年と空腹 貧乏食の自叙伝 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2016年9月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784122062931

みんなの感想まとめ

食味随筆として描かれる本書は、少年時代の貧困と空腹を背景に、食事と心象の関係をユーモアを交えて表現しています。著者は、ビフテキや天丼といったご馳走と、思わず目を背けたくなるようなハナクソを並列させるこ...

感想・レビュー・書評

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  • オビに曰く「食味随筆」、すなわちグルメエッセイを謳っている本書であるからして、〈ビフテキ〉や〈天丼〉などのご馳走と〈ハナクソ〉が並列しているという由々しき事態。
    もちろん、〈ハナクソ〉は食べ物として書かれている訳で、噛み潰し方までが詳細に綴られている。爪のベストな食べ方にも触れられているが、さすがに読んでいてちょっと気分が悪くなりました。

    大まかに前半部〈人肉はまだ食べていないけど〉の章は著者少年期〜青年期の本当に金欠だった若かりし頃を、後半〈少年とグルメ〉は割と現在に近しい時期の内容、といった感じ。

    言い回しが面白く、コロッケパンのことを「コッペパンの強姦」(p183)と表したり「天丼はお風呂みたい」(p56)と振り返ったり。

    アレコレと’これには塩が良い’とか’どこどこ産が良い’とか名店の紹介とかそういった事は全く書かれておらず、どちらかと言えば食事と心象のかかわりだとか昭和三〇〜四〇年代頃の学生の暮らしだとかを垣間見る内容。


    1刷
    2022.6.12

  • かぼちゃ食べたい。
    甘くてほくほくの。
    明日買いに行こうかな。

  • 尾辻克彦名義の「少年とグルメ」の改題だった

  • 腹が減った状態で読みたい。

  • 日本中が貧乏だった少年時代、空腹を抱えて何でもかんでも食べ物にした思い出。おかしくせつなく懐かしい、美食の対極をいく食味随筆。〈解説〉久住昌之

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著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻(★正字)克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。著書に『自分の謎(★正字)』『四角形の歴史』『新解さんの謎(★謎)』『超芸術トマソン』『ゼロ発信』『老人力』『赤瀬川原平の日本美術観察隊』『名画読本〈日本画編〉どう味わうか』。また、山下裕二氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術観光団』『京都、オトナの修学旅行』などがある。2014年逝去。

「2022年 『ふしぎなお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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