偽証 - オッドアイ (中公文庫 わ 24-2)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 107
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122063419

作品紹介・あらすじ

北海道・知床半島で行われていた自衛隊特戦群の訓練中、隊長がヒグマに襲われ死亡。その後、生還した隊員の一人が不審な自殺を遂げた。特戦群出身という異色の経歴を持つ警察官・朝倉は、極秘捜査のため離島勤務から召還される。かつて自身も経験した極限のサバイバル訓練で何が起きたのか。男たちの血と涙に秘められた真実に迫るシリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 自衛隊出身の警察官、朝倉が活躍するオッドアイシリーズの二作目にあたる作品。
    世界自然遺産にも登録されている、北海道の知床が舞台。今作も自衛隊絡みですが
    ミリタリー色よりアドベンチャー色が強く感じられ、ワクワク楽しく読めました。
    朝倉さん素敵です。モテないなんて言ってるけど、本人にその気がないだけだろうな。

  • 自衛隊の精鋭部隊が知床半島での訓練中、熊に襲われ隊長が死亡する事故が起きた。報告書に疑問を感じた警務隊・国松は朝倉に協力を要請する。離島の駐在所に左遷されていた朝倉は自衛隊に復帰。口を閉ざす当時のメンバーを連れ、同じルートを辿る。次々と判明する矛盾と、最終地点で発見した1発の銃弾の謎。隊員たちの職務への忠誠と絆の深さが、ただただやるせなかった。9年前の作品だが、今の日本を取り巻く情勢とマッチしていてリアルに感じた。朝倉さん、警視庁に復帰かと思ったら…もうそのまま自衛隊にいたら良かったんじゃ…

  • 不可解な事件がグアムで起こり、解決に連れ出される。

    国境越えたりすると、どうでもいいプライドが
    出てくるのだな、と。
    いや、それは前回も思いましたけど。
    舞台が国外にはなりましたが、場所があれなので
    ぼんやりと想像。

    真相に近づくにつれ、そうか、と。
    柔軟な発想、というのは思っていても
    出てこないものだと痛感しました。

    しかし最後まで無茶をしてましたが
    クレイジーと言われても納得です。

  • 06月-08。3.0点。
    オッドアイシリーズ、第二弾。
    陸上自衛隊「特戦群」(特殊部隊)の訓練中、隊長がヒグマに襲われ、隊員の一人が後日自殺する。
    離島の駐在所勤務の浅倉が、捜査のために駆り出される。

    警察小説と言うよりは、自衛隊が色濃い。スピード感あり、結構面白い。

  • 『偽証 - オッドアイ』/渡辺裕之

    オッドアイシリーズ第二弾の本書は、捜査一課の刑事でありながら、経歴として、陸自の空挺団出身の朝倉が次に挑むのは・・・

    北海道・知床半島で行われていた自衛隊特戦群の訓練中、隊長がヒグマに襲われ死亡。その後、生還した隊員の一人が不審な自殺を遂げた。
    自衛隊特戦群という特異な中で、何が起きたのか?
    雄大な自然の中、知床半島を舞台に朝倉が事件に挑む!!

  • あまりにも忙しすぎて、
    読書ができないほどでした。。。
    久しぶりに「オッドアイ」を読みました。

    まぁ、実際の政治の裏側は
    こんなもんでしょうな。。。
    権力者の暗躍の裏側で人が死ぬ。
    尊い命がゴミのように捨てられていく。

    改めて、世の中の理不尽さを
    思い出させてくれた小説でした。

  • 知床

  • 一作目は、その細部の表現がくどすぎる印象だったが(それがハードボイルドってもんなんだろうか)、今作はちょっと抑え気味?自分にはちょうど良いように感じる。

  • サバイバル訓練中の死亡事故を調べるため、自衛隊特戦群出身の捜査官・朝倉は離島勤務から召還される。「傭兵代理店」の著者によるミリタリー警察小説、第2弾。

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著者プロフィール

渡辺裕之
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』でデビュー。同作が人気シリーズとなり、以後アクション小説界の旗手として活躍している。その他のシリーズに「新・傭兵代理店」「傭兵代理店・改」「暗殺者メギド」「シックスコイン」「冷たい狂犬」などがある。

「2023年 『陽炎の闇 オッドアイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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