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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784122063624
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神話が息づく古代の日本を舞台に、隼別王子と女鳥姫の恋愛を中心に描かれた物語は、登場人物たちの複雑な感情と人間関係を深く掘り下げています。大王と大后の関係は、愛情と悲しみが交錯する静かな強さを持ち、彼ら...
感想・レビュー・書評
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まだ天皇が大王とよばれていた頃、神話が生々しく生きている古事記が舞台の物語です。田辺聖子さんの平安文学の雅な現代語訳とは違い、この本はとても猛々しく雄々しいのですが、そこがこの物語にとてもよくあっています。初めて読んだときは、大王は恐ろしい人で、大后は嫉妬深い嫌な女性でした。隼別王子と女鳥姫は美しかった。でも今は、大王の為政者として生きなければならない悲しみや、愛することに必死すぎた大后の痛みと悲しみがわかるような気がします。大后としてのプライドは、わかりすぎるくらいでした。このふたりには、好きも嫌いも超えたものすごい固い絆があるような気がします。
太陽のように光輝く、隼別王子と女鳥姫の恋愛は若さゆえと思うこともありましたが、これはこれで美しい。でも、ともに深い悲しみと孤独を心の底に抱えた大王と大后の静かな関係はゾッとするほど揺るがない。憎しみも悲しみも孤独も、愛情あればこそなのかも知れません。大王と大后の関係を見ていると、悲しみを愛する、悲しみに愛されるということばの意味がわかるような気がしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
倦むことは凶器となり得るのかもしれない。
古事記から着想を得た本作。
各々の胸の内を密やかに語るような構成と万葉言葉に、まだ神と人とが近過ぎた時代の妖美さを感じ怖気立つほどだった。
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第1部と、第2部、それぞれに面白みを感じられました。きっと、もう少し前のわたしなら、第2部はわからなかっただろうなあ。
年を重ねて、経験値を増やしていくことって、いいことね。
日本書紀も古事記も、あまり詳しくないのだけれど、少し興味が出てきました。
そしてあとから、この第1部が宝塚で演じられたことを知りました。運命的!見てみたいなあ。
2017.08.10 -
いぎなぎ、いぎなみ?
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ヤマトの大王の想われびと女鳥姫と恋におちた隼別王子は大王の宮殿を襲う。「古事記」を舞台に描く恋と陰謀と幻想の物語文学。〈解説〉永田萠
著者プロフィール
田辺聖子の作品
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