吉本隆明 江藤淳 全対話 (中公文庫 よ 15-9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122063679

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  • 吉本隆明が江藤淳の世界を読者に向けて引き出している対談集という感じがする。文学・歴史・政治・思想‥、先賢や日本の独自性も踏まえ、あらゆる知的な営為を会話の俎上に上げていく。お互いの思考の違いも、微妙に遠慮しながらではあるが整理してくれている。
    ある程度の基礎知識・深い教養を持った上でその知的な領域の確認整理のために読むというのがよい読み方だろう。そうした観点からは、まだ言っていることに理解がついていけない部分もあった。

  • 吉本隆明 江藤淳 対談集。文学の倫理性を批評した対談。2人の対談の面白さは 着眼点が反対なのに 結論が同じこと。小林秀雄、勝海舟、三島由紀夫、村上春樹と村上龍についての 批評は面白かった

    批評とは 文学の価値を 自分の価値観により 測定することなのだと思った。物凄く難しく、普通の事を言っている時がある

  • 二大批評家による四半世紀にわたる全対話を収める。『文学と非文学の倫理』に吉本のインタビューを増補し改題した決定版。〈解説対談〉内田樹・高橋源一郎

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著者プロフィール

1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。著書多数。2012年3月16日逝去。

「2023年 『吉本隆明全集33 1999-2001』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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