マインド・クァンチャ - The Mind Quencher (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
4.08
  • (20)
  • (28)
  • (11)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 192
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122063761

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 澄みきったような綺麗な物語。
    全てを失って、研ぎ澄まされて、純度が増したように見えるけど、それでもゼンはゼンらしいままで、本質は変わらないんだと嬉しく思います。
    ゼンらしい伸びやかな、自由な終わり方で良かったです。

  • シリーズ全部読んだ。終始静かで綺麗だった。剣の物語で、「死は当たり前のもので、特別なものではない」っていう森先生的な考えが入ると、どうなるんだろうと思ったけど、やはり出てくる人皆落ち着いていたな〜。
    今回、けっこう展開が急だったけど、最終的にはそういう風になるんだろうなってところに落ち着いた。自分としては、ゼンはこのあとこうなる、っていう確信はある。

  • 都へ向かう道中、ゼンは赤い面をした凄腕の侍と切り合いとなり、瀕死の状態となる。気が付くと、自分の名前、旅の目的、出自など、いろいろなことを忘れてしまっていた。
    少しずつ自分を思い出しながら、究極の剣とは何かを考える。
    続きがすごく読みたい。

  • ヴォイド・シェイパシリーズ、第五作。完結巻。ずーっと温めていましたが、とうとう読み終えてしまいました…嗚呼。記憶をほぼ全て失い、それと引き換えに剣を究めたゼン。そして天下人になる——。やはり斬り合いのシーンは詩のように美しく、短いセンテンスで、川の流れのように心地良く響く。最後はノギとの再会で終わる。今後のゼンの行方はどうなるのか、それは読者の心に——。

  • ゼンの旅がついに幕を閉じた。記憶を失ったことで失ったもの、得たもの。体が覚えている感覚。記憶を失った分シンプルに考えて身軽になった部分もある。だからこそ、勝てた戦いもあるのか。剣の道を突き詰めた結果はゼンが求めたものか、否か。

  • 剣豪シリーズ5作目で完結?一区切り?

    ゼンさんが記憶喪失
    相変わらずの言動と思考で、それでいて強さは変わらないって
    まるで北斗の拳だな

    最強の敵とかって煽りだけど、そうかなぁ?
    本当に強いのは戦わない人なんじゃなかったの?

    あと、カシュウがなぜ山を下りて旅をしろと言ったのかがわからん
    別にそのまま山にいてもよかったんじゃないの?

    結論としては、一周回って最初にゼンさんが言ってた事が本質的に正しかったって事なのか?

  • 知識がほとんど無いという設定がとてもよく、先入観無しで何事にも感想を持ち、読者に新たな視点を与えてくれる。
    それを5巻続けてくれるとは、本当にすごい。

    終わってしまってとても寂しい、戦闘シーンも静かながら情景が目に浮かぶ、他に類がない剣豪小説だったと思う。

  • 久しぶりの森さん。
    そしてこれはシリーズ物の最終巻だったことに読み始めて気づく。
    相変わらずの世界観。
    死生観みたいなものが、S&Mシリーズの頃より明確に記されているような気がする。
    おそらくシリーズ全部を読むと、主人公のゼンさんにもう少し没入できるだろうけど、今回は物語の上澄みを理解しただけ。もう一度最初のお話から読み直したい。

  • 夜、何者かの急襲を受けたゼン。その中でもかなりの手練れである赤い面を着けた者との一騎打ちとなるが、相手は明らかに自分より手強かった。崖から転落し、貧しい姉弟に助けられたが記憶を失っていた。自分が何者か分からないながらもこれまで同様、常にあらゆる事に疑問を投げかけ、また新たな境地を切り開くゼン。3作目での提示で何となくこのラストは想像できたものの、この閉鎖された環境で今後ゼンはどう生きていくのだろうか?全5冊。ゼンとともに素晴らしい旅が出来た。

  • シリーズ5作目。最終巻。

    これまでの作品から一気に展開が変わる。分かっていた部分もあるけれど、それ以上にゼンの心中が繊細に描写されていて一喜一憂した。
    ゼンの心が、いつまでも、自由に清らかに流れ続けることを願わずにはいられない物語である。

    *2018.6

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

マインド・クァンチャ - The Mind Quencher (中公文庫)のその他の作品

森博嗣の作品

マインド・クァンチャ - The Mind Quencher (中公文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする