SROVII - ブラックナイト (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 200
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (545ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122064256

作品紹介・あらすじ

新宿の闇金業者殺しの現場から、亀戸で遺体となって発見された少年の指紋が見つかった。SRO室長・山根新九郎は、法歯学の調査により少年の発育に遅れがあったことを知る。同じ頃、東京拘置所特別病棟に入院している近藤房子が動き出す。担当看護師を殺人鬼へと調教し、ある指令を出した。そのターゲットとは-。

感想・レビュー・書評

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  • 富樫倫太郎『SROVII ブラックナイト』中公文庫 。

    シリーズ第7弾。シリーズ最高傑作と言って良いくらいの奇抜で起伏に富んだストーリーだった。タイトルの『ブラックナイト』は、日本語だと『闇夜』なのだが、本作にはまさにぴったりのタイトルだと思う。ネグレクト、高齢者問題、家庭崩壊、闇金融と現代社会の闇とSROのメンバーの抱える闇の部分とが交錯しながら物語は展開していく。

    冒頭から母親とその同居人に虐待、育児放棄された子ども・四郎の物語と、あの稀代の殺人鬼・近藤房子に意のままに操られていく東京拘置所医務部の看護師・石塚美和子の物語とが同時進行する。そして、新たな殺人鬼・ダーとマムが登場するという驚愕の展開…

    結末からすれば、今後もシリーズは続きそうだ。楽しみはまだまだ続く。

    • バス好きな読書虫さん
      私もあと少しで読み終わります。
      SRO、少し間が空きましたが、今作も息を飲む展開ですね。クランも面白かったですよ!
      私もあと少しで読み終わります。
      SRO、少し間が空きましたが、今作も息を飲む展開ですね。クランも面白かったですよ!
      2017/07/23
  • シリーズ7作。平然と残虐な行為や殺人を犯す親に虐待された子供たちが尾形家に襲い掛かる。一方で収監中の房子が看護師の美和子を殺人鬼として調教する。前者は解決したが房子は脱獄に成功、シリアルキラーが再び野に放たれる…。正月休みと出張の車中で7作を一気読み。残るは房子の過去を描いた番外編episode0のみ。

  • 面白かったー。看護師さん家族のその後とかも気になるけど…。あと、子供達一人一人の事ももっと深く書いてほしかった。最後は一気にバタバタと終わった感じ。いくらなんでも解析早すぎないかな?近藤房子はまた外に出るのね。早く続き読みたい。

  • 20190215 読了

    覚書
    子供の不登校 無戸籍者 介護 闇金
    半紙

    ハリーと房子と麗子の同級生がどうなるか
    やっと追いついたw 新刊待ち

  • 二つの事件が並行して描かれているが、最後に交わるわけでもなく。SROの出番も少なく、近藤房子の次回作の予告編の様な感じ。イマイチ。

  • SRO警視庁広域捜査専任特別調査室
    シリーズⅦ

    今回は、いつもと少し違って、
    ネグレクト。虐待。のお話が、出てきました。
    そこから、
    いろいろな話が繋がって、
    近藤房子に、たどり着く!!
    すごい!!
    またまた、
    次回作が楽しみです。

  • 冒頭から子供に対するネグレクトは衝撃。また、ダーとマムという犯罪者に操られているとは言え、平然と人を殺す少年少女たちに恐怖を覚えた。
    尾形の息子に関しては、息子も母親も甘え、甘やかしすぎ。
    それと並行して東京拘置所特別病棟に入院中の近藤房子は新たな殺人鬼を育て上げようとする展開。
    二人三人と殺す毎に敷居は低くなり、四人五人となれば敷居自体なくなる。その殺人心理に背筋がゾッとした。
    今作最後とエピソード0の最後が繋がったので、次回はまた近藤房子と対決か?間違ってもこの少年少女たちと近藤房子が手を組みませんように。
    次回作も楽しみにしています。

  • このシリーズは怖いので読む前は緊張したが読みだしてからは一気読みだった。各室員のプライベートと捜査のシーンが交錯しながら多彩な展開を見せる。早速次巻が楽しみ。暗くて辛くてグロいので覚悟して読みましょう。でも淡々というかどこか飄々としたテイストです。シリーズ未読の人は1巻から読んでください。

  • シリーズ第7弾。
    稀代のシリアルキラー・近藤房子が逮捕されても、さらなるシリアルキラーは出現するし、近藤房子は拘置所の中で、自分の後継者を育てようと画策したり、まだまだSROメンバーの安らかな日々は訪れそうにもない。
    房子が逮捕されてから、確か2、3作出ているはずだが、そんなに時間は経っていない設定らしく、今作でやっと麗子の包帯が外れたところ。
    ある日、亀戸で発見された少年の遺体から、少年少女が連続殺人事件に関わっていることに気付く。
    彼らを追う山根たちだったが、房子も密かに反撃の機会を伺っていた…
    児童虐待の子供たちを、犯罪に利用する大人や、房子の担当の看護師の美和子が殺人に手を染めてしまう背景にある介護の問題など、事件の方にも現代社会の闇が描かれ、いろいろと考えさせられる1冊でもある。
    そして、ラスト!
    次作はまた房子との対決が予想され、すごく楽しみ!

  • 2019/4/12久しぶりだったが今回も面白かった。

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著者プロフィール

富樫倫太郎 1961年、北海道生まれ。98年第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。「陰陽寮」「妖説 源氏物語」シリー
ズなどの伝奇小説、「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」シリーズ、「生活安全課0係」シリーズ、『早雲の軍配者』『信玄の軍配者』『謙信の軍配者』の「軍配者」シリーズなど幅広いジャンルで活躍している。


「2019年 『スカーフェイス3 ブラッドライン 警視庁特別捜査第三係・淵神律子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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