天盆 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
4.18
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本棚登録 : 189
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122064294

作品紹介・あらすじ

蓋の国を動かすのは、盤戯「天盆」を制した者。人々は立身を目指し研鑽に励むが、長い間、平民から征陣者は出ていない。そんな中、貧しい十三人きょうだいの末子・凡天が激戦を勝ち進み-少年が歴史に挑むとき、国の運命もまた動き始める。圧倒的疾走感で描き出す放熱ファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • なんだこれ!Σ( ̄□ ̄;)話にグイグイ引き込まれた!(^o^;)天盆(将棋っぽい盤戯)に夢中になり、家族愛に心が震える(;゜∇゜)あぁ誰かにオススメしたいけれど、近くにファンタジー好きがいない(T-T)

  • 独特の言い回しなんで、好みが分かれる気もする。自分のイメージは石川啄木。あくまで個人の感想です。
    この言い回しから繰り出される言葉の数々がなかなかに強力で、いちいちうまい感じで出てくるもんだから、もう、ね。個人的には小勇を子供らが助けに行って暴動が起きる下りが強烈だった。映像無しでここまでやるのは相当やで。
    しかし傍から見れば娯楽にうつつを抜かしてる間に国が亡びるんだから、ろくでもない。
    でもそれが良い。

  • 家族もの×盤上遊戯。初読でもごんごん泣いたけど、文庫版で久しぶりに読んでまた泣いた。

  • 「天盆」という名の(将棋に似た?)盤戯。幼い頃、天盆に魅せられた凡天。彼は 大好き という気持ち一つで強くなっていく。父と母、十二人の兄弟たちのことも大好きな彼は貧しいけれども幸せな家族の中にいる。父母の覚悟、兄弟の思いやりも美しい。

    強い凡天を見て思い浮かべるのは中学生でプロ棋士になった彼ですね。やっぱり

  • デビュー作と読後に知り、今後チェックすべき作者が一人増えた気がする。

    天盆(将棋ような?)が人々の娯楽でもあり、また政を司る人を選ぶ科挙制度を持つ時代、一人の童が歴史に挑む。
    凡天の家族はなんて素敵なんだろう。物語の終わり方には寂しさも感じるが、どこか空の下で、家族揃ってまた百楽門食堂を開いていて欲しい。

  • 万民が熱狂する伝統の盤戯「天盆」。家族の想いを背負い、歴史に挑む十歳の少年の神手が、国の運命を大きく変える。圧倒的疾走感で描く放熱ファンタジー!

  • 面白いしさくさく読める。温かくて優しい物語だけど、意外な驚きや胸に突き刺さるようなところは、、なかったかもしれない。

  • なんて素敵な家族だろう。
    理由なんて、ないものの方が強いのかもしれない。
    その後も、彼らが家族として過ごしていてくれていたたらいいな。
    お父さんもお母さんも、兄弟みんなも、とても愛しい!

  • 王城夕紀さん、デビュー作「天盆」読了。蓋を舞台にした天盆(将棋のようなもの)による熱い戦いを描いた物語。小国がゆえに他国からの侵略を防ぐ人材を育て、国政に引き上げる手段として天盆は重要な役割を担う。小さな食堂の主である少勇は賭け天盆に明け暮れ、妻の静は大家族と食堂の切り盛りに奔走していた。そんなある日、少勇は河原で赤子を見つけるのだが。。久しぶりに一気読みしました!物語で出てくる考え方は、今ブームの将棋にも通じるものがあるように思います。13人の家族、それぞれに特徴があって、日常を楽しく読ませ、天盆の戦いでは、対戦者ごとに戦い方が違っていたり面白かったです。ただ、最後「もう少し続きが読みたかったな」というのが正直な感想です。蓋の新しい歴史がどのように繋がれていくか、少勇の家族はどんな生活を送るのか、読んでみたかったなー。ちょっと変わった物語ですが、オススメです♪とても、良かった。

  • 初夕紀。将棋を模した盤戯“天盆”。初めにパッと浮かんだのが、H×Hの“軍儀”。最期の凡天vs白斗は、王vsコムギのようであり、vsネテロのようでもあった。大変楽しゅうございました^^

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著者プロフィール

一九七八年八月、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。二〇一四年、第十回C★NOVELS大賞特別賞を受賞した『天盆』(「天の眷族」を改題)で鮮烈なデビューを飾る。著書に、奇病に冒され、世界中を跳躍し続ける少女の青春を描いた『マレ・サカチのたったひとつの贈物』(中央公論新社)、本の雑誌社『おすすめ文庫王国2017』でオリジナル文庫大賞に輝いた『青の数学』(新潮文庫nex)がある。

「2018年 『マレ・サカチのたったひとつの贈物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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