花咲舞が黙ってない (中公文庫)

著者 : 池井戸潤
  • 中央公論新社 (2017年9月5日発売)
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  • レビュー :80
  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122064492

花咲舞が黙ってない (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 読売新聞連載の書籍化。
    ドラマ化キャラが両方登場するエンターテイメント作品。タイトルはもちろん、人物描写やノリがドラマ寄りで、まるでノベライズ本のよう。ドラマそのままなので、ドラマから入った人には、受け入れやすいかも。

  • バブル崩壊から十年。日本経済は出口のない長いトンネルにすっぽり入り、銀行もなりふり構っていられない時代に突入。都合の悪いことは徹底的に隠し通す。諸般の事情という美名の下、真実はうやむやにされる。都合よく使われて、都合が悪くなったら余計なことはするなと言われる。組織の中の小さな小さな歯車であることを自覚しながらもプライドをもって義を貫く。凜とした清々しさに激しく心揺さぶられた。

  • 花咲舞シリーズの続編。
    タイトルだけ見たら、ドラマのノベライズだと思っていたので、発売時はスルーしていたが、れっきとした「不祥事」の続編とのことなので、発売から随分経ってから読むことに。
    前作から13年経っての新作だが、小説の中の時代設定は銀行等の統廃合が頻繁に行われていた1997年頃と思われる。「不祥事」を初めて読んだ時の新鮮さや衝撃度はかなり低く、ドラマのイメージを強く継承しているのか、面白さが激減してしまったのが、とても残念。
    今後、このシリーズの続編は出る予定はないとのこと。無理にドラマに合わせて、続編を書くようならば、小説「花咲舞」の良さを守るためにも、個人的にはこのまま終わりでいいと思う。

  • 少し遊び後ごろがあるところが良いね。

  • 池井戸潤の2冊目。

    連ドラ原作の続編。

    他の方のレビューにもあるように、筆者自らが「連ドラに寄せた」という作風。まさしく映像を思い出させる雰囲気で登場人物が躍動。

    作品世界は連ドラそのまま。そのままの雰囲気で、事件解決していくストーリーは、連作短編であるがストーリーの起伏もあり山場もあり、十分楽しめた。

    「神保町奇譚」が、好き。

    ※心理描写も含めて視点がころころ変わりすぎる部分がある作り方は、そんなに好きではないのだけど。

    ※映像化作品に筆者の方から「寄せ」ていくというスタンスは、もともとは嫌い。“大嫌い”寄りに。
    しかし・・・巻末解説文によると、、、

    新聞連載の読者が気軽に読めて作品世界に入り込みやすいエンタメを、と、あえて連ドラ原作の続編をあえて連ドラ寄りの描き方で書こうと思い立った、という話には悔しいが納得させられた。

    ★3つ、7ポイント。
    2017.11.18.新。同僚から贈。


    ※連ドラ原作本は「不祥事」。
    なのに、ドラマタイトルは「花咲舞が黙ってない」。

    ・・・・小洒落たタイトルをつけたなぁとは思っていたが、なんとそれは、「不祥事」出版時の単行本帯に記されたコピー「花咲舞が黙っていない・・・」から取ったとのこと。

    そのコピーに目を付けたドラマスタッフもいい仕事したし(13年前の作品だそう)、そもそものそのコピーを考えた人もね、と。10年以上経って、自分が添えたコピーが連ドラタイトルになっていたら、鼻が高かろうな。

  • 銀行の臨店指導グループに所属する花咲舞が、様々な現場に出向いて、問題に気付き、銀行を正していく短編集です。ショムニのような痛快な展開で、池井戸さんの本の中では、好みではありませんでした。小さそうな話から最後は巨悪にたどり着き、正されるのは、面白いですね。

  • 東京第一銀行事務部臨店グループの花咲舞が上司の相馬さんと美味しいものをつまみながら臨店し、不正を暴いていくお仕事小説。
    それぞれが短編だから仕方ないけど、どのストーリーも深みにかけた。産業中央銀行の合併と絡めた東東デンキの粉飾決済の話がクライマックス、エリア51の謎ももう少し深掘りして欲しかった。
    時代設定は意外と古く1990年代、なんと若かりし半沢直樹も登場したけど、今ひとつ盛り上がりに欠けた。まぁ面白かったけど、期待していただけに物足りなかった。

  • 痛快で面白かった。ドラマの雰囲気が伝わってくるようなテンポの良さ。

  • 「不祥事」に続く花咲&相馬の銀行臨店コンビシリーズの続編。実写ドラマが制作された後に同名で作られたと言う異例の小説。花咲舞の破天荒で正義感の強い姿に憧れながらも、現実はそこまで痛快に立ち振る舞えることができず、相馬のように長いものに巻かれてしまう人も多いのでは。花咲と相馬のバランスは絶妙。どちらにも寄り添いたくなる魅力がある。
    池井戸作品の中では、コメディ的な要素が少し含まれた作品で読みやすい。

  • テレビドラマで聞いたことのあるタイトルで

    池井戸作品という事で読んでみました。


    読了後に分かったのですが、

    どうやら本作は続編にあたるとのこと(^^;

    ですが、
    気にならずに読めてしまいました。



    舞台は産業中央銀行と合併する前の東京第一銀行。

    そこの臨店指導グループの花咲舞が主人公ですが、

    産業中央銀行時代の
    若き日の半沢も出てきたりして

    半沢直樹シリーズのスピンオフとしても楽しめました。

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