猫ミス! (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2017年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784122064638

作品紹介・あらすじ

気まぐれでミステリアスな〈相棒〉をめぐる、豪華執筆陣による全八篇――新井素子×黒猫の独白、秋吉理香子×野良猫見守り隊、芦沢央×少年名探偵と仔猫、小松エメル×猫になりたがる妹、恒川光太郎×妖怪猫ケシヨウ、菅野雪虫×オッドアイと「死神」、長岡弘樹×高齢者とペットロス、そにしけんじ×探偵ニャンロックホームズ。

いつでもどこからでも手軽に猫を愛でることができる、バラエティ豊かな文庫オリジナルアンソロジー。

みんなの感想まとめ

猫をテーマにした多彩な短編が集まった作品で、8つの物語がそれぞれ異なる視点から猫の魅力を描き出しています。黒猫や野良猫、仔猫、化猫など、さまざまな猫たちが登場し、読者を楽しませてくれます。特に「春の作...

感想・レビュー・書評

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  • 今まで4作品くらい"猫のアンソロジー"を読んでいるけど一番面白かったかも。

    ただ、
    ミステリーというよりイヤミスっぽかったり、
    ホラー要素もある作品もあるので、表紙のポップさには似つかわしくないかな。

    後半の作品が特に楽しかった。
    個人的には、『オッドアイ』が好きかな。
    『呪い』の嫌な後味の終わり方も好き。

     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ↓以下、大まかなあらすじ。

    ●新井素子『黒猫ナイトの冒険』
    ⇒日常ほんわか系。
    まだ子猫で元野良、黒猫(ナイト)目線の話。
    カラス(キング)との戦い。

    ●秋吉理香子『呪い』
    ⇒日常~イヤミスへ。
    猫好きな大学生…ぼく
    猫好きなおばさん…荻野さん
    役所の動物管理課…瀧本さん
    ⇒異色の野良猫見守り隊!
    責任を持って地域ねこの世話をしていたが、それでもよく思わない人が現れて…。

    ●芦沢央『春の作り方』
    ⇒日常ほっこり系。
    亡くなった祖母が毎年作っていた桜の塩漬け。
    それを毎年楽しみにしている祖父。ぼくが不注意で塩漬けの入った瓶を割ってしまう。友人の少年名探偵にアイデアを貰い、こっそり作り替えようとするが…。

    ●小松エメル『一心同体』
    ⇒もろイヤミス。
    わたし(茜)と葵はいつも一緒だった。
    でも性格は全く違う。茜のが勉強はできるが、どこか抜けた所のある葵はイジメてきた相手とも友人になれた。そんな葵はずっと猫になりたがっていた。人間の葵がある日いなくなり、猫になって帰ってきた。でも本当の理由は…。

    ●恒川光太郎『猫どろぼう猫』
    ⇒怪奇ホラー系。
    架空の妖怪"ケシヨウ"は、人間社会の中に化けて溶け込み、猫・犬・人間などを食べる。
    ある日、空き巣をしていた女が、ケシヨウを長年追う変な老人に出会ってしまい、更に偶然が重なり悲惨な結末へ。

    ●菅野雪虫『オッドアイ』
    ⇒日常ほっこり系。
    行方不明になった飼い猫のオッドアイと、あだ名で「死神」と言われる友人の冬路。川原で死んでいた猫をつかんだのを見られたのがキッカケで死神という嫌なあだ名をつけられてしまったが、それには優しい訳があって…。

    ●長岡弘樹『四月のジンクス』
    ⇒少しイヤミス~ほっこり系。
    縁起が悪いことが嫌いな主人公(高齢女)
    長年、隣に住む同級生だった加寿子とは競いあってきた。どちらもボロ屋に住む単身高齢者。
    ある日、加寿子の飼っていた猫を預かることになったが縁起の悪いと思っている黒猫で…。

    ●そにしけんじ『猫探偵事務所』マンガ

  • 短編7編7名のアンソロジー。タイトルからも分かる通り、猫を題材にした物語集です。黒猫の話、野良猫の話、仔猫の話、化猫の話と様々な物語が描かれており楽しく読めました。

  • 猫とミステリーの相性がいいのはその内面が謎に満ちている(何考えてるかわからん)からではないでしょうか。
    アンソロジーなのでどれもミステリーとしては薄味ですが、ストーリーに猫である必然性が(ある程度は)あるので、猫小説としては全然ありでしょう。
    でも恒川氏の『猫どろぼう猫』はホラーです。すげー浮いてる。怖い。
    あと、表紙がダサい。

  • 「春の作り方」が特に良かった

  • すきな恒川さんだった。

  • 猫アンソロジー。
    新井さん目当てで買いました。
    どれも面白かった。

  • 猫が絡んだミステリー集。小松エメルの「一心同体」が面白かったかな。秋吉理香子の「呪い」はオチが予想できるけど、それでもじわりと来るイヤミス。さすがですね。

  • 新井素子さんと小松エメルさん目当てで買いましたが、どなたも面白くて買ってよかった!
    ただ、推理を期待する方は物足りないかもです。「猫どろぼう猫」「オッドアイ」の風味が味わい深く好みでした。

  • ニャンコ本は、つい買ってしまうのです、、、

    中央公論新社のPR
    新井素子/秋吉理香子/芦沢央/小松エメル/恒川光太郎/菅野雪虫/長岡弘樹/そにしけんじ 著
    気まぐれでミステリアスな〈相棒〉をめぐる豪華執筆陣による全八篇――バラエティ豊かな猫種と人の物語を収録した文庫オリジナルアンソロジー。
    http://www.chuko.co.jp/bunko/2017/10/206463.html

  • 猫をめぐるミステリー小説のアンソロジー。8名の作家の作品が収録されています。

    猫の描写を勉強したくて読みました。どのお話も満遍なく読みやすくて面白かったです!後味はそれほど悪くなかった気がします。

    特に芦沢央さんの「春の作り方」 が心に残りました。優しくて切ない余韻があり、伏線にも唸りました。題名も綺麗で好きです!

  • 猫が出てきて幸せそうならもうなんでもハナマルにしちゃうけど。
    やっぱ長岡弘樹さん作品は良かった!
    知らない作家さんだと、菅野雪虫さんも良かった!
    芦沢央さんと恒川光太郎さんはもともと好きなので…

  • 猫ミステリ8編。既読の物もあったけれど面白かった。「黒猫ナイトの冒険」の一羽ぼっちのカラスの優しさが良かった。「一心同体」も印象的。

  • どの作家・作品も、作り込まれていて面白かった。
    芦沢央さんの『春の作り方』。電車の中で読んでたんだけど、泣きそうになった。
    最後は、そにしけんじさんのマンガに、笑わせて貰った。

  • 黒猫ナイトの冒険が良かったかな。
    作家さんによってけっこうテイストが変わって、飽きることなく読めちゃう。

  • 猫を題材にした物語を8人の作家が持ち寄った短編集。

    個人的に猫好きじゃし作家の1人が芦沢央だったから手に取った。心温まる話や胸糞悪い話や切ない話など、それぞれの作家の個性が滲み出て、どの物語も読みやすくて面白かった!

  • 猫を撫でながら読みたくなる本かと思ったら全然そんな事なかった笑

    秋吉さんの「呪い」と菅野さんの「オッドアイ」が良かった!!



    ・黒猫ナイトの冒険 ★★★★
    新井素子さんという初めて読む作家さんの話。
    カラスのキングとの関係が良い!

    捨て猫だったのを保護されたけど、あったかいものを助けにまた迷い猫に。
    その後カラスのキングのおかげ?で元のお家に戻る事に。

    飼い主さんの心配な気持ちがクソわかる〜
    最後はほっこり。


    ・呪い ★★★★★
    イヤミスの女王、秋吉理香子さんの話〜
    この前の話がほっこり系やったしこの本はそーゆー系の短編かと思ったら通常通りの秋吉さんの話やった。
    大好き!!


    ・春の作り方 ★★★
    芦沢央さんの話。
    猫の話というより桜の塩漬けっゆー印象の話やった。

    アーモンドの木とか、その辺にあるようなもんなんかしら?


    ・一心同体 ★★★★
    小松エメルさんと言う初めて読む作家さんの話。
    ちょっとファンタジー感ある話かと思ったら、途中から雲行きが怪しくなっていった。

    お父さんはお母さんを崖から突き落とすし、茜は葵を崖から突き落とすし。

    まあまあダークで悪くない!


    ・猫どろぼう猫 ★★★
    久しぶりの恒川さんの話!
    好きな作家さんなので、もうちょっと不気味感とかホラー感とかが欲しかった。


    ・オッドアイ ★★★★★
    菅野雪虫さんという初めての作家さん!
    良かったー!小学生が主人公の話。
    冬路がかっこよくて素敵や!

    この作家さんの他の作品が読みたくなった。


    ・四月のジンクス ★★
    長岡弘樹さんという初めて読む作家さん。
    加寿子が意地悪でなんか嫌なやつだった。


    ・そにしけんじ ★★★
    ラストはまさか漫画とは!
    久しぶりにこんな漫画読んだ。

  • 突出したのはないけど、味わいは全く異なり、読みやすさは全て共通する好印象なアンソロジーでした。

    今年の登録100冊目のはず。
    別に目標数とかはないけれど、区切りの良いところまで届いて意味理由なくちょっと嬉しい気分(笑)

  • ミステリアスな“相棒”をめぐる全八篇。ミステリのミスじゃなかった、と読後気づきました。8つもあるのに外れはないですね。新井素子さんのお話は久しぶりに読みましたが優しいある意味作者らしいお話でした。好みは芹沢央「春のつくり方」ミステリアスな常川幸太郎「猫泥棒猫」。菅野さんと長岡さんのもとても良かった。ラストのそにしけんじさんのマンガ、ニャンロックホームズがとにかく可愛くて、優しい読後感を運んでくれました。(本日猫の日)

  • いろんな方の作品が読むことができて良かった。恒川さんのが良かった。

  • 猫にまつわる話のアンソロジー。
    わりとゾクゾクと背筋の凍るような話もあって面白かった。

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