酒味酒菜 (中公文庫)

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  • 中央公論新社 (2017年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784122064805

作品紹介・あらすじ

海と山の酒菜に、野バラのサンドウィッチ……。詩作のかたわら居酒屋を開き、酒の肴を調理してきた著者による、野性味あふれる食随筆。〈解説〉高山なおみ

みんなの感想まとめ

気楽に楽しめる料理随筆で、著者の自由な発想と野性味あふれる食の世界が描かれています。海や山から採れた食材を使った料理や、自ら居酒屋を経営する姿が印象的で、独酌の楽しみ方や居酒屋でのエチケットについての...

感想・レビュー・書評

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  • ケルルンクック。草野心平さんの食エッセイ。
    寡聞にして草野心平さんが呑兵衛なことを知らなかった。ずっと呑んでいる。ぐだぐだ。自分で焼き鳥屋や飲み屋をやるほどとは。

    「カミソリの刃で岩魚の腹をさき、臓物をとりだしてまたそれを刃にあてると、胃袋からいろんなものがでてくる。」
    遠足で岩魚を焼いて食べたとき、腹から蛙がでてきたことを思い出す。怖かった。が、草野心平さんはその臓物が好きと。
    人の偏愛記録を読むのはおもしろい。臓物と山菜への偏愛。食べたことのない材料や料理がいろいろと出てきて興味津々。山菜を食べに東北に行くのもいいなあ。

  • 貧乏性だという著者が自由に野山の食材を試す1部、学生飲みの放埓な日々のを中心とする回想の2部、食に関する雑記のような3部。

    草野新平の食通ぶらずうまいものなら何でも受け入れる度量の広さと貪欲さ、またワイルドな魅力があって非常に面白い。

    調理や旅の様子ひとつとっても自由でいい。こんな風に旅ができたなら素敵だろう。

    しかし草野といい檀といい、こんな素敵な感性を持ちながらなんでこいつらはすぐ殴り合うんだろう。

  • 『わが酒』の章を読んでいると、ただただなんて破滅的な人なんだと衝撃を受ける。
    書名通りの内容なのだが、酒のインパクトが想像以上に強すぎる。

    酒菜は、つまやかなものが多分にあれど、素材を生かす、素材自体を楽しむことをごく自然にされ、それを楽しげに見せてくれる。

    じっくり読むよりか、電車やトイレ休憩といった隙間時間でサラッと読むのがしっくり来る。

  • 著者の木訥な人柄が窺える。「お腹壊すぞ」みたいなものも食べていてハラハラする。
    生活に困窮したと聞いたけど生まれは裕福な育ちに見える。

  • 海と山の酒菜に、野バラのサンドウィッチ……。詩作のかたわら居酒屋を開き、酒の肴を調理してきた著者による、野性味あふれる食随筆。〈解説〉高山なおみ

  • 詩とはまた別の魅力がつまった一冊。牧野さんの挿画と、高山さんの解説もとてもいい。

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著者プロフィール

一九〇三年(明治三六)、福島県生まれ。二一年、中国・広東省広州の嶺南大学(現・中山大学)に留学し、詩作を始める。二五年に帰国し、宮沢賢治らと同人誌「銅鑼」を創刊。貧困の中、新聞記者、焼鳥屋、出版社の校正係などで生活の糧を得ながら、詩や画など多彩な創作活動を続ける。三五年には、中原中也らと現代詩の同人誌『歴程』を創刊。四八年、『定本 蛙』を中心とする一連の「蛙の詩」で読売文学賞(詩歌部門)、六九年、『わが光太郎』で読売文学賞(評論・伝記部門)を受賞。八七年、文化勲章受章。88年、没。

「2017年 『酒味酒菜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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