- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122064805
作品紹介・あらすじ
海と山の酒菜に、野バラのサンドウィッチ……。詩作のかたわら居酒屋を開き、酒の肴を調理してきた著者による、野性味あふれる食随筆。〈解説〉高山なおみ
感想・レビュー・書評
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貧乏性だという著者が自由に野山の食材を試す1部、学生飲みの放埓な日々のを中心とする回想の2部、食に関する雑記のような3部。
草野新平の食通ぶらずうまいものなら何でも受け入れる度量の広さと貪欲さ、またワイルドな魅力があって非常に面白い。
調理や旅の様子ひとつとっても自由でいい。こんな風に旅ができたなら素敵だろう。
しかし草野といい檀といい、こんな素敵な感性を持ちながらなんでこいつらはすぐ殴り合うんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『わが酒』の章を読んでいると、ただただなんて破滅的な人なんだと衝撃を受ける。
書名通りの内容なのだが、酒のインパクトが想像以上に強すぎる。
酒菜は、つまやかなものが多分にあれど、素材を生かす、素材自体を楽しむことをごく自然にされ、それを楽しげに見せてくれる。
じっくり読むよりか、電車やトイレ休憩といった隙間時間でサラッと読むのがしっくり来る。 -
著者の木訥な人柄が窺える。「お腹壊すぞ」みたいなものも食べていてハラハラする。
生活に困窮したと聞いたけど生まれは裕福な育ちに見える。 -
海と山の酒菜に、野バラのサンドウィッチ……。詩作のかたわら居酒屋を開き、酒の肴を調理してきた著者による、野性味あふれる食随筆。〈解説〉高山なおみ
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詩とはまた別の魅力がつまった一冊。牧野さんの挿画と、高山さんの解説もとてもいい。