- 中央公論新社 (2017年11月22日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784122064898
作品紹介・あらすじ
最新鋭艦「開陽丸」を操り帰国した榎本武揚は、幕臣として奔走し徳川海軍を設立するも、世界情勢に背を向け内紛を続ける日の本の有り様に絶望する。そして大政奉還がなされ、徳川幕府はついに幕を閉じるが……。
佐々木譲、畢生の歴史巨篇ついに文庫化!
みんなの感想まとめ
明治維新を背景にした物語が描かれており、歴史の大局を俯瞰する視点が新鮮です。多くの時代小説が志士たちの奮闘を美談として語る中、本書は薩摩や長州の策略、そして徳川慶喜や勝海舟の人間性に焦点を当て、双方の...
感想・レビュー・書評
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日本史の授業では淡々とキーになる出来事を時系列で習っただけで、多くの時代小説では新撰組を始めとした志士達の潔くも虚しい奮闘が美談として伝えられているだけで、本書のように大局的に明治維新を紹介している作品に初めて出会いました。
薩摩の策略の卑劣さと過激なだけの長州、彼らの下士官の下品さ、一方で徳川慶喜の優柔不断さと人望がない勝海舟というように、双方ともどっちもどっちという印象ですが、この後の薩長が主流となったままに世界大戦に突入した悲劇からして慶喜がもう少しまともな人物であれば日本の歴史が変わっていたかもしれないと残念な気持ちになりました。
現時点で榎本武揚率いる艦隊を持ちながら土方歳三が何故函館で敗れたのか知らないので、下巻でどのような展開にるのか興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
武揚の帰国。大政奉還。武揚は、未だ立たず。
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最新鋭艦「開陽丸」を操り帰国した武揚らは幕府海軍創設に参加。だが世界情勢に背を向け内紛を続ける日の本では遂に幕府が崩壊。苦悩する幕臣榎本だが……。
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幕末の動乱を榎本武揚視点から。
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2017年12月10日読了。
479ページ
著者プロフィール
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