昭和式もめない会話帖 (中公文庫 お 92-1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122065024

作品紹介・あらすじ

おしゃべりの腕前、上げたくない? マンネリ化した現代の家庭、恋愛、お仕事の会話に、昭和映画の名フレーズがピリッと効く。会話ベタな人必見の特効薬。相手に恥をかかせることなく謝罪や忠告を伝える方法/ほめられたときの粋なかわし方/落ち込んだときにすっと肩の力がぬけるユーモアなど、ストレスをためずにスムーズに人間関係を築いてゆく智恵とヒントがつまった一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 著者名は、おおだいら・かずえ

  • 昭和の名作邦画群+幸田文の小説から引いたフレーズ集。さっと言えたらかっこいいけど、何それ? と聞き返されそうな気もしなくもない……。
    巻末の一覧に挙がっていた映画はもちろん、コラム内で薦められているものの本編では引用のなかった(ので恐らく巻末の一覧になかった)「女の園」「わが青春に悔いなし」も観てみたくなった。

  • 昭和には、いい言葉がたくさんあった。今はネット上で殺伐とした言葉が飛び交っている。ここに書かれた本にはやんわりと、まさにもめない、考えられた、ユーモアあふれた言葉がある。著者がいうように、すぐに言葉にせずにちょっとためて、吟味して言葉を発することがもとめられる。個人的に好きなのは、「あたしに結婚申し込むなんてそそっかしい方ね、あなた」。

  • 若い人に読んでほしい。というか若い人じゃないと面白くないはず。五十代以上の人には目新しい言葉はないし、解説がむしろ邪魔。古き良き美しき日本語を知らない若者におすすめ。

  • 泥酔した人に優しく一言「お元気が過ぎましたのね」……昭和映画に教わる、技ありフレーズ590本。仕事、恋愛、冠婚葬祭に! おしゃべりの腕前が上がる会話帖。

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著者プロフィール

大平 一枝:作家、エッセイスト。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・
こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書に『東京の台所』『男と女の台所』『もう、ビ
ニール傘は買わない。』(平凡社)、『届かなかった手紙』(角川書店)、『あの人の宝物』(誠
文堂新光社)、『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』(大和書房)ほか。
「東京の台所2」(朝日新聞デジタル&w)、金曜エッセイ「あ、それ忘れてました(汗)」
(北欧、暮らしの道具店)、「令和・かぞくの肖像」(OIL MAGAZINE)など連載多数。


「2021年 『ただしい暮らし、なんてなかった。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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