死香探偵 - 尊き死たちは気高く香る (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
3.53
  • (9)
  • (17)
  • (29)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 219
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122065086

作品紹介・あらすじ

大人気「キュリー」シリーズ著者の最新作!

「さて、現場の謎を嗅ぎ解こうじゃないか!」特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン・風間由人准教授。分析フェチの彼に体質を見抜かれストーカー……助手にスカウトされた僕は、未解決の殺人現場に連れ出され!?分析フェチのイケメン助教授×死の香りをかぎ分ける青年の、新たな化学ミステリ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 死者の放つ香り...『死香』。
    その死香を嗅ぎ分ける特異体質を持つ青年・桜庭 潤平。

    そして、香りの分析を犯罪捜査に応用し、分析研究を行うイケメン准教授・風間 由人。

    おかしなやり取りの2人が活躍する、少しBLっぽい化学ミステリーです。

    短編4編が収録されていますが、最初に犯人が出てくる構成から、倒叙ミステリーの一つとも言えます。

    果たして、2人の前に出て来る謎は、どんな香りか?

  • イケメンセレブの分析フェチ准教授・風間と、死者の香り(死香)を食べ物の臭いに変換してしまう特殊清掃員のバイト・潤平が死香を頼りに嗅ぎ解くミステリー。死香として嗅いだ臭いの食べ物が食べれなくなるとか、心底この能力は持ちたくないと思ったわ。壁ドンに姫抱っこ、ラストのずっと側にいてほしい宣言と、そこはかとなく漂うBL臭に敏感な私は楽しませて頂きましたw シリーズ化したら読んじゃうなぁ。



  • 死者の放つ香りを他の匂いに変換されるという特殊体質になった桜庭は、突然出会った風間とさまざまな事件を解決するが、桜庭の体質は変わらない。

    死体から出る香り『死香』を頼りに犯人を導き出し、犯人を導き出す。

    なかなか面白かった。

  • 正直、主人公が不憫すぎる。例えばこれがBL小説だったら主人公に見返りがある分、もっと楽しめるのかも?などと思ってみたり。今後風間には食べられるものが少なくなった桜庭のために食べられる手料理を振る舞ったりしてほしい(腐)。

  • 一気読みしてしまった

    特殊清掃員とはいえこんなに急遽休みを入れて大丈夫なのかと心配してる

    死臭が食べ物の匂いに変わる特殊体質にはちゃんと副作用があったのか
    食べられるものがどんどん減っていくの絶対ツライ・・

    風間先生にはそんなつもりはなさそうだけど距離感の近さからほんのりBL風味のバディもの・・・?
    好きです

    風間先生からの香りの正体が気になる。
    なぜそんなに甘い香りが・・?

  • 特殊清掃のバイトにより現場の死臭が食べ物の香りに感じられるようになった特殊能力が面白い。清掃の仕事をするには楽でも、副作用としてその食べ物から悪臭を感じてしまい、食べられるものが減っていくのは気の毒。科学者とともに警察の協力もするが、やっていることは警察犬と同じなので、捜査協力の部分よりは科学的な見解の部分が面白い。他人には悪臭に思えても彼にとってはいい匂いとなる成分の研究とか。

  • 面白かった。変態的な超セレブ眉目秀麗科学者が、美少女 もとい美青年(25才特殊清掃アルバイト)の特殊嗅覚を見初め、いくつかの事件を経て「きみは自分にとってかけがえのない存在。これからもずっとそばにいて欲しい」と告る腐臭BL もとい「死香」のお話。シリーズ化希望。

  • 死の香りから犯行を紐解いていくお話ですが、主人公が感じている香りを化学的に分析しようとしているところが作者らしい。これもしもシリーズ化したら、主人公は何も食べられないどころか、おちおち外も歩けなくなりますよね。

  • 「交わり合う死は、高貴な和の香り」
    香るはずの無い人から。
    通常の捜査だけでは気付けなかった事の方が多そうだが、彼が居たからこそ事件が無事解決したのでは。
    香りで犯人に辿り着けるのは素晴らしいかもしれないが、その後その食べ物が食べれなくなるのは辛いな。

    「君に捧げる死は、甘いお菓子の香り」
    違和感の多い事件現場。
    香りを知る事が出来る彼だからこそ早急に気付けた事だろうが、調べればいつかは答えに辿り着いただろうな。
    彼女は少しでも幸せを掴みたかったのだろうが、方法を間違えたうえ結果がこれでは辛いな。

    「毒に冒された死は、黙して香らず」
    消しても消えない匂い。
    自分が犯した罪の香りはそう簡単に消える事はないだろうし、記憶からも抹消するのは厳しいだろうな。
    彼の嗅覚は騙せたとしても、自分自身を騙すことが出来なかった彼女はずっと辛かったろうな。

    「裁きがもたらす死は、芳ばしき香り」
    過去の事件に関する犯人は。
    彼なりに犯人を探した結果なのだろうが、関係の無い人を殺してしまってはただの殺人鬼では。
    30年も彼の手伝いを続けていたら、どれだけ多くの食べ物を食べれなくなってしまうのだろうか。

  • 鼻が すごくいい 探偵は いろいろいました。
    今回は 死体にたいする 特別なにおい。
    最初に 犯人は 大体わかる設定です。
    あとは いかに その犯人に たどり着くか。
    次回作が 楽しみです。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

喜多喜久(きた よしひさ)
1979年、徳島県生まれ。
東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了後、大手製薬会社に研究員として勤務する兼業作家。
2011年『ラブ・ケミストリー』にて第9回『このミステリーがすごい!』大賞で優秀賞を受賞し、デビュー。同作の「有機化学ミステリー」シリーズ、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズが代表作。

死香探偵 - 尊き死たちは気高く香る (中公文庫)のその他の作品

喜多喜久の作品

死香探偵 - 尊き死たちは気高く香る (中公文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする