Valentine Stories (中公文庫 ほ 20-3)

  • 中央公論新社
3.22
  • (0)
  • (3)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 51
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122065130

作品紹介・あらすじ

あげる人もあげない人も、もらう人ももらわない人も、チョコが好きな人もそうじゃない人も、なぜか気になる日。心がザワザワする日――。本命チョコ、義理チョコ、友チョコ、義務チョコ、ご褒美チョコなど、様々な関係性でやりとりされる〈それ〉は、ただ甘いのか、ほろ苦いのか……。2月14日をめぐるドラマを8粒詰め合わせた限定アソート、文庫オリジナルで。

◆収録作◆
三羽省吾「ビターチョコにはほろ苦ピールを」中島要「初めて買ったチョコレート」木村紅美「灯台とチョコレート」秋吉理香子「マイ・ブラッディ・バレンタイン」加藤千恵「メロンソーダコーラ」鯨統一郎「バレンタインデーは誰のもの?」石井睦美「苦いチョコレート」朝比奈あすか「初恋」

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ラブラブ甘々なものは全くなく、
    どれもどこか切ないのが小説って感じでした。

    やっぱりあんまり幸せすぎるのは
    ネタにならんのでしょうな。

  • バレンタインがテーマのアンソロジー。恋愛だけではなく、友情や憧れ、家族など、いろいろでした。

  • 好きな作家のは読んだことある話な感じでちょっと残念。バレンタインかーあんまりいい思い出はないなぁ。

  • ドラマチックが、止まらない――忘れられないチョコ、謎のチョコ、命がけのチョコetc.……とろける八粒を詰め合わせた文庫オリジナルアンソロジー。

  • それほどバレンタインバレンタインしてない。ビターチョコとオレンジピールの相性に納得。

  • バレンタインをテーマにしたアンソロジーだ。
    好きな作家さんが複数名寄稿しているので手に取った。
    小学生の男子視点のもの、罪のない謎解きもの、思春期の憧れを描いたもの・・・。同じバレンタインでも切り口はさまざまで面白い。

    ひとつひとつの編も短くてさらっと読める。チョコレートならば、気のおけない友人に贈る手軽なアソートボックスといった印象だ。

  • 2018年3月8日読了。バレンタインデーにまつわる8つの短編集。ミステリ的なものは多くなくふつーの恋愛話中心で、あまり「おお、バレンタインのテーマでこう来たか!」と驚くような話はないが、それでも一つのテーマがあるアンソロジーは読みやすくて面白い。ラストの朝比奈あすかの短編が、一風変わっていて余韻があってよかったかな…。ホワイトデーをテーマにしたアンソロジーってあるのかな?そっちはあってもあまり面白くなさそうな気もするが…。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1968年岡山県生まれ。2002年、第8回小説新潮長篇新人賞を受賞した『太陽がイッパイいっぱい』でデビュー。06年『厭世フレーバー』で第27回吉川英治文学新人賞候補、09年『太陽がイッパイいっぱい』で第5回酒飲み書店員大賞受賞。12年『Junk 毒にもなれない裏通りの小悪党』で第33回吉川英治文学新人賞候補。『ニート・ニート・ニート』は18年に映画化された。他の著書に『イレギュラー』『タチコギ』『Y.M.G.A 暴動有資格者』『路地裏ビルヂング』『ヘダップ』『俺達の日常にはバッセンが足りない』などがある。

「2021年 『共犯者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三羽省吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
恩田 陸
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×