- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122065338
作品紹介・あらすじ
「ため息に溺れてしまいました。ご迷惑をおかけします」立川市の蔵元病院で、蔵元家の婿養子・指月の遺体が発見された。本人筆跡の遺書が残っていることから警察は自殺と判断。だが患者や同僚からも慕われていた彼がなぜ? 女刑事・羽木薫の捜査で見えてきたのは、権力を巡る開業医一族の闇。そして指月が胸に秘めた、悲しき過去の記憶だった――。
優しき医師は自殺か、他殺か。見えていた世界が一変する、衝撃のクライマックス!
感想・レビュー・書評
-
とりあえず、タイトルが素敵。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはちょっと詰めが甘い感じがします。
もっときちんと構築したらもっと面白くなった気がするので残念です。
女刑事がかなりへっぽこですし、処処もやもやします。推理のしようもないのでミステリーとしてもどうかなと。
ただタイトルが好きです。とても思わせぶりで、内容がそれに伴っていてほしかった。 -
主人公の羽木薫という刑事さんは、どうも刑事に向いてなさそうだ。
5/6/23 -
何て女性的で観念的なタイトルだろう、まるで唯川恵だ。それが第一印象でした。笑
若く美しく、誰にでも優しく、誰からも愛された医師の死には謎がある…のか?
まさに華麗なる一族。あり得ないと思ってしまう設定なども多かったのですが
あくまでもフィクションですからね、目くじらは立てません。中々楽しめました。 -
興味をそそる書き出し、内容も悪くないんですが、中だるみして、本としては、もったいなかったな〜と。
純粋に読書を楽しむと言うよりは、批評家になってしまいました〜 -
表現が繊細だし読みやすい文章で好き。
ただプロローグ8割でミステリーとしての盛り上がりはあまりない。主人公も好きになれなかったのが残念。 -
読みながらずっと違和感を感じていて、最後にその違和感の正体に気付かされました。
-
莫大な財産と権力を持つ医院の一族とそこに婿養子となった不幸な出自の男のお話。
屋敷でなくなった男は自殺か殺人か。
調査をする女刑事。
別の場所で起きた殺人事件との関連はあるのか。
といった事件ものではあるが、ときおり屋敷で亡くなった男の心情がたっぷりと表現されているので、せつなくなる。
読み終わりは、他の生き方にも幸せはあるだろうに・・・と思った。 -
記録