老後の資金がありません (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 324
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122065574

作品紹介・あらすじ

しっかり貯金して老後の備えは万全だったわが家に、突然金難がふりかかる!後藤篤子は悩んでいた。娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるという。折も折、夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。家族の諸事情に振り回されつつもやりくりする篤子の奮闘は報われるのか?普通の主婦ががんばる傑作長編。

感想・レビュー・書評

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  • 老残の身には、何とも身につまされる題名(笑)で、読まずにいられなかった。
    夫婦ともにリストラに遭った50代の主婦が主人公。
    しかもなけなしの貯金は、娘の結婚式それに舅の葬式代に出費し、残り僅か。
    結婚した娘は、DV被害が疑われ、さらに行き掛かり上、姑を自宅に引き取る羽目に。
    親類や近所付き合い、友達付き合い等々、読者の日常生活や倹約生活のヒントにもなる、主婦のドタバタ奮戦記。
    度重なる逆境にもへこたれない主人公(時たま歯がゆくなる時もあるが)の姿に、似たような境遇の諸姉は、勇気をもらえるかも。

  • 「老後は安泰」のはずだったのに!後藤篤子は悩んでいた。娘の派手婚、舅の葬式、姑の生活費…しっかり蓄えた老後資金はみるみる激減し、夫婦そろって失職。家族の金難に振り回されつつ、やりくりする篤子の奮闘は報われるのか?ふりかかる金難もなんのその、生活の不安に勇気とヒントをあたえる家計応援小説。

  • 友人から面白かったから、読んでみて!(^^)と回ってきた本だけれど、最初の方は考えが甘々でイラっとした( ;゚皿゚)ノシでも姑と同居した辺りから面白くなってきた(^o^;)老後の資金も大事だけれど、相談できる人が身近にいる事も大事だよね~(-_-;)

  • 垣谷さんの小説は娯楽としても十分に楽しめるけど、実用書として参考になることが多い。老後に必要なお金を備えることの大切さをじんわり考えさせてくれる。意外に思ったのは葬儀の費用。手作りで創意工夫すれば、あんなにも安くて心のこもったお葬式にできるのだとは知らなかった。ぜひ親にも読ませたいなと思った。

    再読だったから以前は気づかなかった突っ込みどころも少なくないと感じた。特に年金詐欺の箇所。勧善懲悪とはならず、罪を犯したまま終わってしまっているので、それでよいのか?と著者に問いたい。

  • ついさっきのガレットの店で払った代金がもったいなく思えてくる。(篤子)

    老後の為にとコツコツ貯金していたお金も、娘の派手婚、義父の葬儀、義母の生活費。さらには定年前に夫婦揃って職を失い…と貯金がどんどんなくなっていく。

    垣谷さんの作品に出てくる登場人物(特に親族)はクセが強い人ばっか。笑
    次々と災難降りかかってくるからハラハラするけど、その分読むペースも進む。

  • リタイア前後の人、必読です。面白いし為になる!

  • 面白いと聞いていたのですが、切実で重さのある作品の要素もあるのかなぁと思って読んでいましたが、最後まで面白かったです。

    ただ年金詐欺の件は現実味がなくて、物語りの話しでしたけど、一気読みしてしまう内容でした。

  • 垣谷美雨著「老後の資金がありません」
    (中公文庫)
    このタイトルは上手いな〜
    思わず手に取りますよね。
    今の時代、多くの人々の心配事トップ3に入りそうです。
    娘の身分不相応に豪奢な結婚式費用や舅の葬式費用にと多くない蓄えが飛んでいき、しかも亭主がリストラされたのに義母を引き取り同居生活。
    そんな先の見えない泣きたくなるような生活の中で穏やかな心を取り戻せたのは何故か。
    タイトルはシビアーですが、物語はそこそこ平和に暮らせるレベルの家庭の物語で、本当に苦しい生活を強いられている人には物足りない内容なのかもしれません。

  • 普通のサラリーマンの妻に次々と起こるお金の問題。
    それを笑い飛ばしてたくましく生きていこう、といつ生活応援小説。

    帯にある「生活の不安に効くヒントが詰まった家計応援小説」という言葉で期待したヒントはなかった。
    さらっと読めるが、特に得るものはなかったり

    文庫本の室井佑月の解説は、自分のお金感の話でちっとも解説でなく残念。

  • 密かに多くの人が心配していることなんじゃないかと。

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著者プロフィール

垣谷 美雨(かきや みう)
1959年生まれの小説家。兵庫県豊岡市出身、明治大学文学部文学科(フランス文学専攻)卒業。
ソフトウェア会社勤務を経て、2005年『竜巻ガール』で小説推理新人賞を受賞し、デビュー。代表作としてテレビドラマ化された『リセット』『夫のカノジョ』の他に、文庫化されてベストセラーとなった『老後の資金がありません』、『ニュータウンは黄昏れて』『子育てはもう卒業します』『避難所』『農ガール、農ライフ』『あなたのゼイ肉、落とします』『嫁をやめる日』『後悔病棟』『女たちの避難所』など著作多数。
『結婚相手は抽選で』が2018年10月に野村周平主演でドラマ化される。

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