俳句の五十年 (中公文庫 た 91-1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122066267

作品紹介・あらすじ

迷いと模索をし続けた青春時代を振り返る。子規と出逢い、漱石の思い出話、のちに誹風をめぐり対立した親友碧梧桐へのお思いを描く。一九四七年、中央公論社から刊行された知られざる半自叙伝を初文庫化〈解説〉岸本尚毅

感想・レビュー・書評

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  • 子規との出逢い、漱石との思い出、のちに俳風をめぐり対立した畏友、碧梧桐への敬愛。迷走と模索をし続けた日々を振り返る。〈解説〉岸本尚毅

  • 高浜虚子の自伝であり、俳句の近代史とも呼べる一冊だと思います。虚子の視点から見た近代文学の文壇・俳壇が語られており、面白いです。

  • 解りやすい高浜虚子。
    正岡子規や夏目漱石らへんで彼の事は読み散らかして来ているので、ああ、知ってる知ってる、という内容ばかりです。が、やはり本人の筆・語りで綴られているので、また他の随筆作品に散々書いてきた事とは言え高齢になってからの物なので、ただただ読みやすく、簡潔にまとめられているという感想です。
    改めて思うのは、虚子は子規程努力せずにそこそこの才能を持ち合わせ、子規により人に恵まれ、漱石に育まれ、仕事を開花させて長生き出来たという事が、何よりの幸運だったとしか言いようが無い人物だと云う事でしょうか。どうでしょう?

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著者プロフィール

明治7年松山生まれ。本名、清。子規、漱石、碧梧桐らと親交を結び、『ホトトギス』発行人となって今日の俳句隆盛の基礎を作る。「客観写生」「花鳥諷詠」など、広く老若男女に俳句を伝え広めると共に、多くの優れた俳句作家を育成した。文化勲章受章。昭和34年没、85歳。

「2021年 『進むべき俳句の道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高浜虚子の作品

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