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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784122066953
作品紹介・あらすじ
漱石の『吾輩は猫である』や、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の驚愕のラストを知っていますか? 時代を越えて愛されながら、意外と知られていない名作のエンディング。世界の文学一三七冊をタイプ別に分析し、お尻の一文から、文豪たちのセンスや生き方を鋭く批評する。斎藤美奈子流・切れ味抜群のブックガイド!
「極楽ももう午に近くなったのでございましょう。」
「……ったく、……この、未熟者めが!」
「自由というのは、もはや、不自由の反対語ではないのです。」
楽しくてタメになる文学案内シリーズ最終巻。『名作うしろ読みプレミアム』を改題。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
名作文学のエンディングに焦点を当てたこの作品は、最後の一文から物語全体を再考させる新たな視点を提供します。斎藤美奈子の鋭い批評と軽妙な文体が織り交ぜられ、読者は各作品の結末に込められた意味を深く味わう...
感想・レビュー・書評
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日本と世界の名作を「最後の一文」に注目して語る。一作につききっちり見開き2ページ、時にバッサリと斬る近現代ブックガイド。
未読作品で面白そうだったのは、鶴見和子『南方熊楠』、中島らも『カダラの豚』、チェペック『ロボット』、藤枝静男『空気頭』、バルザック『ゴリオ爺さん』。ゴリオ爺さんってこんなリア王みたいな話なんだ。
既読の作品では、三大奇書が続くところと武田百合子・須賀敦子・米原万里が並ぶところがアツい。個人的には〈虚無への供物〉って、ミステリー小説というエンタメの一ジャンルのことというより、〈物事に意味や物語を求める行為〉そのものを指していると思っているけど。
斎藤美奈子さんの文章はなんとも言えず懐かしい感じがする。山田詠美とかと同じノリ。ある種の軽薄文体というか、昔のanan感があるよなぁ(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
納得できる結末も、腑に落ちない結末も含め、ラストに注意を向けることは、表面の細部に目を凝らし、物語全体を吟味し直すことに通じる。
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『名作うしろ読み』の続編。文庫版のタイトルもいい。
たんなる名作の解説や読書案内にとどまらない。しっかり書評もしている。しかも、その評のクオリティの高さと言ったら。随所に散りばめられたトリビアもたまらない。
名作をエンディングから読み解くという、まさに逆転の発想。確かにエンディングはダルマの目入れ。それによって、読後の印象は決まってしまう。作者が腐心しないはずがない。
このおもしろい企画、ふつうの評論家なら、そのおもしろさに呑まれてしまうのだが。そこは斎藤美奈子、きっちり勝負している。
とくに『チャタレイ夫人の恋人』、『サンドリヨン』、『マッチ売りの少女』、『最後のひと葉』、『高瀬舟』、『吾輩は猫である』、『夏への扉』、『華氏451度』は秀逸。唸らされる。
ほんと、職人芸だね。 -
見開き2ページ程度でよめる良質のブックガイド。わたしは子供時分からそこそこの読書量だと思うけど何故か日本の古典名作を読まずに来たのでこういうガイドはあらすじもポイントも手軽に押さえられて便利。齋藤美奈子さんの著作がほんとうに好きなんだけども、ほんとこのかたいったいどういう方なんだろ
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読んでない本を読んだふりするのによい。
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[図書館]
読了:2020/1/2
1作品2ページしかないのに面白く読める。 -
設定の勝利と言うべきか。とりあえず面白くは読ませるが、本当の「最後の一撃」はそうはないので、拍子抜けの面もあった。
2019/8/10読了 -
意外や意外、「ボッコちゃん」に興味をもってしまった。
素敵な企画だがこれにて終わりなのだとか。 -
名著の?急所?はラストにあり。意外と知らない唐突、納得、爆笑!? な終わりの一文。世界の文学137冊をうしろから味わう型破りなブックガイド第2弾。
著者プロフィール
斎藤美奈子の作品
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