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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784122067134
作品紹介・あらすじ
小林秀雄も太宰治もこの人に学んだ――近代西洋建築の巨人・辰野金吾を父とする東大仏文科の名物教授。「日本人にとってフランスとは何なのか」を考えるための水先案内人として、辰野隆ほどの適任者はいない。旧制高校時代にその謦咳に接し、東大仏文科に進んだ著者による敬意と親近感溢れる自由な形式による評伝。
感想・レビュー・書評
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辰野隆(1888-1964)の評伝。父親は、東京駅や日本銀行本店を設計した建築家で東大教授の辰野金吾。金吾は勤勉を絵にかいたような人だった。対する息子は自由を求めた。理系に進まず、東大法学部を卒業するも、文学部へ再入学。そこは思ったような新天地、水を得た魚になった。その2人の確執のドラマが第1章。
第2章はフランスへの留学。第4章は、東大仏文の教授時代、どんな教え子を送り出したか。三好達治、小林秀雄、今日出海、……。小林は、フランス語の読解はよくできたが、喋りはまったくできなかったということも書かれている。授業には出ずに試験だけ受けに来た、とんでもない学生、太宰治も登場する。
難をいえば、副題「日仏の円形広場」がどんな比喩かわからないこと(carrefour、クロスロードのことか)。それに、当時のフランス映画について述べた第3章「映画の魔力」は不要。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小林秀雄も太宰治もこの人に学んだ――近代西洋建築の巨人を父とする東大仏文科の偉大な名物教授辰野隆。彼を軸に、日仏の一三〇年を自在に往還する。
著者プロフィール
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