- Amazon.co.jp ・本 (764ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122067202
作品紹介・あらすじ
人間理性の万能を否定し、性の魔力を主張するフロイトの精神分析学は、ダーウィンの進化論、マルクスの資本論とともに、近代の人間観に大きな変革をもたらした。この『精神分析学入門』は、フロイト自らが精神分析学の全体系とその真髄をわかりやすく詳述した代表的著作である。
〈巻末エッセイ〉柄谷行人
感想・レビュー・書評
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ウィーン大学での講義をまとめたもの。理論を学ぶには、わかりやすい解説書を読む方がよい。2021.1.31
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フロイトの精神分析について、触れたことがなかったので、勉強のつもりで読んでみた。単身赴任から自宅に帰った際に置き忘れて、必要以上に時間がかかってしまった。
非専門家も含めた聴衆向けの講義を纏めたもの。喋りを記述した所為か、ダラダラ長いばかりで、日本語としては読めるけれど、全然頭に残らない。
今、この講義をやったら図解など使って理解を助けるたり、重要な概念を整理したりするだろうけど、そういうの全然無し。
しかも読んでいて、アレ、フロイトの理論ってこんなものだったっけと納得いかなかったが、柄谷行人の巻末エッセイには、この講義が中期フロイトの時期のものとある。ナンジャソリャ。時間ばかり掛けさせられて、フロイトの理論の全容が掴めないという無駄な読書になった。
中公文庫はこの本を出版する意義あるのか、甚だ疑問だと思う。 -
近代の人間観に一大変革をもたらした精神分析学の全体系とその真髄を、フロイトみずからがわかりやすく詳述した代表的著作。〈巻末エッセイ〉柄谷行人