お春 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2019年8月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784122067684

作品紹介・あらすじ

浅草花川戸の乾物問屋の一人娘・お春。


美しい母は度重なる浮気の末、父とは別の男の胤を宿し、流産で死んだ。


懶惰な母親を嫌悪し、北国屋の家から解放されたいと願うお春だったが、


ある夜部屋に忍び込んできた番頭の伝九郎に体を許してしまい――。





「夢のような愚かさを書いてみたい」


橋本治が『刺青』にはじまる谷崎潤一郎文学をオマージュした、愚かしく妖しい少女の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 今年のはじめに亡くなられた橋本治さん
    お顔は知っているが、、きちんと読んだことがなく、、初読み。
    短いのでスラスラとすぐ読める。
    正直もっと乱れるのかと思ったが、性が乱れすぎた昨今から考えれば物足りないが、結婚前に処女ではない事が、世間様に知られてはならないあの時代では、お花は御法度を犯した少女なんだろうな。
    これで終わりかと思った、最後の最後にグッとくる、全てをかっさらってしまうほどの最後が良かった。
    が、全体的に少女漫画チックなのかなっと思った。
    あまりの読みやすさに、他の本も読んでみたくはなった。

  • 夢のような愚かさを書いてみたい――橋本治が谷崎潤一郎の作品をオマージュして紡いだ、愚かしく妖しい少女の物語。〈巻末付録〉橋本治「愚かと悪魔の間」

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著者プロフィール

橋本 治(はしもと・おさむ):1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルの垣根を越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』『巡礼』『リア家の人々』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』『思いつきで世界は進む』他多数。2019年、逝去。

「2026年 『「わからない」という方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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