三人孫市 (中公文庫 や70-1)

  • 中央公論新社 (2019年8月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784122067738

作品紹介・あらすじ

付言しておきたいのは、信長の最大のライバルは、……やはり大坂本願寺であるということだ。そして、その本願寺の軍事力を支えたのが雑賀衆であり、その頭目が「雑賀孫市」だった。〈解説〉和田裕弘/中公新書『織田信長の家臣団』『信長公記』著者)





ときは戦国、織田・浅井・三好ら大大名がしのぎを削るただ中に、紀州・雑賀庄はあった。彼らに転機をもたらしたのは、八咫烏を祀る夜に蹌踉と現れたひとりの老人。刀月斎を名のる男は、頭領〈雑賀孫市〉を父にもつ三兄弟それぞれに、奇妙な形をした鉄砲を与えたのであった……。


病身を抱えながら鉄砲兵法を編み出す長男・義方、豪放磊落にして武威赫々たる次男・重秀、入神の域に達した狙撃の腕を持ちながら心を閉ざす三男・重朝。兄弟で〈雑賀孫市〉を襲名した彼らは、異なる道を歩み、異なる志を秘めながら戦乱の世を駆け抜ける!





いま最も勢いに乗る歴史作家・谷津矢車が放つ硝煙たなびく合戦絵巻、ついに文庫化!

みんなの感想まとめ

戦国時代の激動の中で、三人の兄弟がそれぞれ異なる個性と才能を持ち、雑賀の庄を守るために奮闘する物語が描かれています。まさかの三人の雑賀孫市が存在したという設定が、読者に新たな驚きを与えます。長男は病身...

感想・レビュー・書評

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  • 雑賀衆という謎の集団を題材にした今作。
    三人、雑賀孫市となる人物が出てくるが、それぞれの立場が面白かった。
    歴史とは流れてゆく民が造るのだと、読み終わった時にそんな事を考えた。

  • 戦国時代に名を馳せた「雑賀孫一」を、一人の人物ではなく、三人の別々の人物として描くというのが、なかなか面白かった。また、それぞれの人物の描写がしっかりなされており、とても読み応えがあった。

  • 三人の雑賀孫市。三人三様の鉄砲の才能と雑賀の庄の守り方。個人が活躍できた戦国の終わり、意地と言えば意地。

  • 谷津矢車、戦国三部作最後の文庫。

    戦国時代。哀しくて、深くて、それでいて心を離さない。そんな時代の、ある兄弟と親子とその周りの人々と鉄炮のお話。

  • 雑賀孫市は三人いた!? 最強の鉄炮傭兵集団を率いて対峙するは、梟雄・織田信長。本願寺や大大名らの戦のただ中で三人の運命は狂い出す!〈解説〉和田裕弘

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著者プロフィール

1986年東京都生まれ。2012年『蒲生の記』で第18回歴史群像大賞優秀賞を受賞。2013年『洛中洛外画狂伝』でデビュー。2018年『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。演劇の原案提供も手がけている。他の著書に『吉宗の星』『ええじゃないか』などがある。

「2023年 『どうした、家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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