成城だよりIII (中公文庫 お2-20)

  • 中央公論新社 (2019年10月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784122067882

作品紹介・あらすじ

孫とともに少女漫画を読み、映画「アマデウス」に涙し、遺作『堺港攘夷始末』執筆のため高知に取材へ――。


そして戦後四十年を迎えた日本の世相に大いに憤り、「死ぬまでいやなことをいって、くたばるつもりなり」と気炎を吐く。


戦後派作家、晩年の日々。1985年1月から12月まで。【全三巻】


〈解説〉金井美恵子

みんなの感想まとめ

好奇心を持ち続けることの重要性が描かれた作品で、戦後四十年を迎えた日本の社会に対する鋭い視点が特徴です。主人公は、孫と少女漫画を楽しみ、映画に感動しながらも、時代の変化に憤りを感じています。特に防衛費...

感想・レビュー・書評

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  • とにかくひどい戦後四十年目だった――。防衛費一%枠撤廃、靖国参拝……戦後派作家の慷慨。一九八五年一月から十二月まで。全巻完結。〈解説〉金井美恵子

  •  これでおしまい。かなしい。
     出会ったことも、声を聞いたこと、見かけたこともない作家の死が、とてつもなくショックだったことがよみがえってくる。

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著者プロフィール

大岡昇平

明治四十二年(一九〇九)東京牛込に生まれる。成城高校を経て京大文学部仏文科に入学。成城時代、東大生の小林秀雄にフランス語の個人指導を受け、中原中也、河上徹太郎らを知る。昭和七年京大卒業後、スタンダールの翻訳、文芸批評を試みる。昭和十九年三月召集の後、フィリピン、ミンドロ島に派遣され、二十年一月米軍の俘虜となり、十二月復員。昭和二十三年『俘虜記』を「文学界」に発表。以後『武蔵野夫人』『野火』(読売文学賞)『花影』(新潮社文学賞)『将門記』『中原中也』(野間文芸賞)『歴史小説の問題』『事件』(日本推理作家協会賞)『雲の肖像』等を発表、この間、昭和四十七年『レイテ戦記』により毎日芸術賞を受賞した。昭和六十三年(一九八八)死去。

「2019年 『成城だよりⅢ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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