- 中央公論新社 (2020年3月19日発売)
本棚登録 : 94人
感想 : 6件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784122068513
作品紹介・あらすじ
与党・明正党の総裁選で惜敗しながら、野党議員の投票により日本初の女性総理大臣となった三崎皓子。党の重鎮議員の反対で組閣もままならない。そんななか、危機管理官より、「秩父に大雨が降っており、このままでは荒川が決壊、都心が水に沈む可能性がある」との情報が入る。さらに追い打ちをかけるように、台風八号と九号が発生。皓子は日本では例がない「緊急事態宣言」を提案するが、経済の停滞を理由に閣内で反対の声が上がり――。
荒川河川事務所の所長・里見はその頃、隅田川流域への被害を回避すべく奮闘していた。刻々と上がる水位、そしていよいよ、水門を閉める決断をするときが来た――。
あかね銀行のディーリングルームではその頃、「なんだこれは!」絶叫が響いていた。一瞬でドル円相場が20円も飛び、159円をつけたのだ。「ガラだ! 大暴落だ!」――。
東京都心を直撃する大規模な自然災害、ゼロ金利政策を続ける日銀への信用不安。いつ現実のものとなってもおかしくない二つの危機に襲われた日本を、皓子はどのように救うのか?
みんなの感想まとめ
非常事態宣言を出す内閣総理大臣の奮闘を描いた本作は、未曾有の自然災害と経済危機が同時に襲いかかる中で、女性首相三崎皓子がどのように日本を救うのかをテーマにしています。政府や中央銀行の財務状況、インフラ...
感想・レビュー・書評
-
タイムリー。非常事態宣言を出す内閣総理大臣。
総理の仕事の一端を垣間見れて、勉強になった。
仕事の大変さとかを本読みながら体感して、
日々の仕事の大変さに合わせる、そういう意図で
手にとった。あんまり忙しくて進まなかったけど。
最後が良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
政府や中央銀行の財務状況、天災の有無、インフラの強度、諸問題に対する政府や国民の対応――そうした無数の要素を飲み込み、あたかも生き物のように反応する「市場」という存在に、強い興味を抱いた。
-
未曾有の自然災害と「日本売り」に立ち向かう日本初の女性首相三崎皓子。東京を襲う大洪水に立ち向かう人々の様子、猛烈に売られていく日本になす術もなく立ち尽くすトレードルームの様子など、非常にリアルな描写で読んでいてドキドキする。自分の利権を守り、正当化するだけのおじさん政治家の書き方もとてもうまい。エンディングも痛快で、非常に読みごたえのある一冊。
-
2021/04/17 031
-
豪雨で荒川が決壊、東京都心が洪水に襲われる。その夜、「日銀の債務超過」というニュースが流れ、円と国債が大暴落―。初の女性総理・三崎皓子はこの危機から日本を救えるのか?
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
幸田真音の作品
