小説集 吉原の面影 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2020年9月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784122069367

作品紹介・あらすじ

「明治三十年代の吉原には江戸浄瑠璃に見るが如き叙事詩的の一面がなお実在していた」。消えゆく遊里の情緒を追い求めた永井荷風の随筆「里の今昔」とともに、荷風がその「最後の面影」を残すと評した三つの短篇、樋口一葉「たけくらべ」、広津柳浪「今戸心中」、泉鏡花「註文帳」を収録。〈解説〉川本三郎

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

消えゆく遊里の情緒を追求した作品が収められており、明治三十年代の吉原を舞台にした叙情的な物語が展開されます。永井荷風の随筆「里の今昔」を皮切りに、樋口一葉の「たけくらべ」、広津柳浪の「今戸心中」、泉鏡...

感想・レビュー・書評

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    鏡花目的で購入したけれど、この編集考えた人天才。永井荷風の随筆と、そこで紹介された3作品を収録している。
    でもやっぱり鏡花が最高。
    同じテーマでも圧倒的に美しく、優しく、悲しくて幻想的。
    江戸っ子言葉も読んでいてたのしい。

    たけくらべは川上未映子の新訳がでているからそちらで読む予定。昔一回読んだけどあんまり記憶にない。
    あと、雅文が読めないのです。
    広津柳浪は会話が軽快でとても読みやすかった。

    この辺りは田んぼだったとか、今は残っていないお稲荷様とか、昔の浅草を想像して読むのがとても楽しかった。今はもうほとんど面影はないけど、土地勘ある人にはぜひ、みんなにすすめたい。

  • 単純に4名の文豪の吉原をテーマの作品を揃えただけかと思いきや、これはこの文庫を企画編集された人のアイディアが面白い。
    まず最初に荷風の「里の今昔」という随筆を持ってきて、その中で江戸の情緒が残る明治期の吉原の思い出を語らせます。
    そしてその随筆内で荷風が推す「当時の吉原が上手く作品に描かれている」として、樋口一葉の「たけくらべ」、広津柳浪「今戸心中」、泉鏡花「註文帳」の3作品を挙げており、それを続けて掲載した一冊という体裁になっています。
    ですので、読み方によっては「永井荷風セレクト吉原アンソロジー」って感じで楽しめる仕上がりです。
    巻末解説(川本さん)に詳しく述べられていますが、3作品それぞれ視点の置き所が違いつつ、それぞれその作家らしい作品でどれも面白かった。

  • 昔の文体や漢字で、読みにくく理解できず途中で断念した。特に有名な「たけくらべ」が一番難しく全くストーリーが頭に入ってこなかった。今戸心中だけはなんとか理解できた。娼妓の叶わぬ恋の話。好きな男と娼妓の心中かと思っていたら違った。昔は一緒になれない恋愛がたくさんあったんだろう。ロマンチックではあるけどね。

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