すごい宇宙講義 (中公文庫 た95-1)

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  • 中央公論新社 (2020年10月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784122069763

作品紹介・あらすじ

空前絶後のわかりやすさ、贅言不要のおもしろさ!


伝説の名著がついに文庫化!




ブラックホールはどんな一生を辿るの? ビッグバンとインフレイションって何が起こったの? 光より速く遠ざかる星があるって本当? 暗黒物質の正体って? 重力波の観測って何がすごいの? そもそも宇宙は、どうやって始まったの? 異端の天才物理学者が宇宙の謎に迫る、目からウロコの面白講義、いよいよ開講!




第一章 ブラックホール 空間と時間の混ざり合う場所


第二章 ビッグバン 人はなぜ宇宙をイメージできないのか?


第三章 暗黒物質 そこにいるのに捕まえられないものを、いかに捕まえるか?


第四章 そして宇宙は創られた 想像力と技術力で辿り着いた世界


補 章 新たな世界の始まり 重力波が宇宙像を描き替える

みんなの感想まとめ

宇宙の誕生やその神秘をわかりやすく解説する内容が魅力的で、難解なテーマを親しみやすい言葉で伝えてくれる一冊です。著者は実験物理学者であり、読者に対して宇宙の成り立ちや素粒子の役割を丁寧に説明しています...

感想・レビュー・書評

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  •  2年くらい前に買った本なのですが、途中で放り出したままになっていたのを読み返してやっと少しは理解することができました。宇宙がどうしてできたのかを理解するのは結構ハードルが高くて、宇宙の誕生時の宇宙の温度は10の32乗度だというのですから、どんな高温なのかといえば、100000000000000000000000000000000度なのですから、とてつもなく熱いのです。その100兆分の1秒後に温度は10京度まで下がるとか言われても、ただすごく熱いのがすごく熱いとこまで一瞬で下がったのか?
     そして宇宙誕生後から1秒から100秒の間に宇宙を浮遊していた素粒子から元素が合成され、その時の温度が10億度、38万年後に電子が原子に閉じ込められ、分子が合成され、その時の温度が1000度と少し実感できる数値になるのだ。
     超絶高温の宇宙から現在まで、宇宙がどのように変化してきたのかをわかりやすく書いてあります。

    • きたごやたろうさん
      私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      天文台勤務の私としてはこの本は外せません。
      アップありがとうございます。
      読んでみます!
      私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      天文台勤務の私としてはこの本は外せません。
      アップありがとうございます。
      読んでみます!
      2024/11/05
  • 自分が学んできたことを分かり易く説明できる人ってすごいなぁと思います。
    小中高生を相手にしても、知識レベルを合わせ興味が湧くように話ができる人は少ないです。
    どのように考え理解を深めてきたのかのプロセスも整理されているように感じ尊敬しちゃいます。
    私にとっては、池上彰さんや池谷裕二さんがそんな人なのですが、多田将さんもそんな人ですね。
    今まで理解したと言うにはモヤモヤ感が残っていた部分の霧が晴れ見通しが良くなった感じです。

    本書は、あまりお目にかからない「反物質」の話から始まり、人気のキーワードでもある「ブラックホール」「相対性理論」と展開していきます。
    つかみがうまいです。
    あとは、どんどん読み進めるだけ。

    学生の頃ですが、アインシュタインが「光の速度に追いついたらどうなるのか?」と考えたと書いてある本を読んで、「あっ!」と思った記憶があります。
    「光の速度を超えたら」でなく「追いついたら」という発想がなかったからです。
    私もそうでしたが、「光の速度を超えるものはない」ことを発見したのはアインシュタインだと思っている人は多いのではないでしょうか。
    アインシュタインは、「光の速度を超えるものはない」という既知の観測事実を証明する理論を作っただけです。
    だから、もともと「光の速度を超えたら」という発想をするはずがなかったんですね。
    このような話題も取り混ぜてくれているので楽しく読めました。

    多田将さんって理論物理学者ではなくて、実験物理学者なんですよね。
    どのように考え、その考えを確かめるためにどのような観測や実験をしてきたのか。
    科学にのめり込むのは、この辺りの話に興味が湧くのがきっかけになると思います。

    「物理学ってどうやって勉強したらいいんですか?」に対する答えは、
    「物理学に限らず、本当に身につけたいと思うものがあれば、時間や手間がかかってもいいから、本を買って地道に勉強するべきではないかな、と思います。」でした。

    私は素粒子のことをもう少し知りたいので、多田将さんの本で勉強することにします。

  • アマゾンさんにオススメされて読んでみました。
    素粒子物理学者の多田将さんによる宇宙の話。

    実際に、4回にわたる一般向けの宇宙講座での講義を文章に起こしたもののようで、とてもわかり易い話し言葉で書かれている本でした。

    きっとスライドとして見せてたであろうイラストも、いい感じに柔らかいタッチで、実際に聞きに行ったら楽しいだろうな〜という感じでした。


    が、内容はなかなかに難しいっ!

    第1章 ブラックホール
    (コラム 放射線と電力)
    第2章 ビッグバン
    (コラム 星までの距離の測り方)
    第3章 暗黒物質
    (コラム 素粒子物理学で考える暗黒物質の姿)
    第4章 そして宇宙は創られた

    どれも難しい題材なんだけど、その中でも一番身近(といっても近くにはないけど…w)な「ブラックホール」から初めて、「ビッグバン」の話へ。そして「暗黒物質」へ…。

    宇宙を地球から眺めるような理解の仕方ではなく、宇宙を構成する素粒子の種類や、その素粒子の分布や、実際には観測できない部分を、どんなふうにシミューレーションや理論で埋めて理解していくか、という、学者さんたちの考え方をたどるような講義でした。

    宇宙って、銀河があって恒星があって惑星があって衛星があって…とマクロな視点からしか考えてなかったけど、あぁ、宇宙を理解するために素粒子という小さい小さい組成から理論を埋めていく必要があるんだな、と、視点を大きく変化させてくれました。

    途中、よくわからない部分では視線が紙面をシャラシャラと滑ってしまったけど(苦笑)、すごく面白い本でした。

    そうそう、ガンダムに出てくる「ラグランジュポイント」って実際にあるものだって知ってびっくりしました。ウルトラマンやまどか☆マギカや、そんなわかりやすい話題を織り交ぜながらの講義、楽しかったです。



    ところで、この多田将さんって、ニコ・ニコルソンさんの漫画「アルキメデスのお風呂」(金髪素粒子物理学者キテレツ王子とからあげ娘のラブコメ)の監修?をしている多田先生ですよね!

    やっとキテレツ王子の頭の中…の、たぶん、すごーくほんの一部…を知ることができましたよ。
    多田先生の他の本も読んでみよう。

  • 素粒子物理学の観点から宇宙の成り立ちや仕組み等を分かりやすく教えてくれる。素人の私でも理解できる位分かりやすく面白い。オススメ。

  • 難しかったけど、文系にもわかりやすく解説してくれて読んでて面白かった。忘れた頃にまた読みたい

  • 「超新星爆発」が星が終わる時の爆発だってご存知でしたか?私は知りませんでした。逆のイメージさえありました。
    そのレベルの知識でも、イラストと比喩でギリギリ最後までついていける内容になっています。前作を読んでいたのもよかったと思います。
    天動説を証明した方法の精度が上がり地動説が証明されたエピソードなど、科学って理屈と根拠でカッチリしているのに、なんて分からないものなんだろう、面白い!と思う内容でした。

  • とてもよくまとまった、最新の物理学の紹介。物質は何でできているか、宇宙はどんなふうになっていて、どのようにできたのか、そうした疑問に対する現代のほぼ最新の理論がわかりやすい流れで語られている。いままでいろんな本を読んできてわかったような今一つわからないようなだったところにいっぽん筋を通してもらったようなかんじ。この本から読み始めていろんなより詳しい本に進んでもいいのかもしれない。

  • 佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
    https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC03397827

  • 宇宙の始まりから終わり、今まで勘違いしてたことまで大体おさらいできた。これ全部読んだら小一時間くらい宇宙のことを語れるようにはなると思う。

  • かなりおもしろかった!宇宙はやっぱり壮大で面白い。

    内容は物理学的な観点で展開されていくが(相対性理論とか素粒子とか)、高校の1年間で物理基礎しか学ばなかった私でもわかりやすく、スイスイ読めた。
    ブラックホールや暗黒物質、宇宙の始まりなど分かっていそうで全然わかっていなかったことが知れてためになった。

  • ブラックホール
    ビッグバン
    暗黒物質
    宇宙の歴史
    ・・・
    科学の解明がどんどん進む中で
    まだ残されている宇宙の謎が
    どんなものなのかわかりやすい。

    読み進むほどに、
    この世界(宇宙)をしっかり理解するには
    数学と物理という教科が大切だと思わされる。

  • 素粒子ニュートリノを研究している多田さんがかいた本。
    別のかたの本で10ページくらいで宇宙物理に挫折したので、また駄目かもと思って読んだがかなり面白い。物理の難しい話しもあるのだけど、例え話しがあったり楽しんで最後まで読めた。
    ほかの著作も読んでみたい。学生の時選択肢から外した物理、この年で今更だけど、勉強してみようかな。

  • 物理取ってなかった私には相当難しく、読了までに2週間かかったけど(!)、それより何より面白かった!

    銀河とかブラックホールとか超新星とかニュートリノとか、聞き馴染みのあるものへの理解がほんの少し深まった気がする。本当に宇宙って果てしないし、分からないことだらけだなあ。あと挿絵がとっても可愛い&分かりやすくて、内容が難しくても挿絵見ながらほうほう、と思いつつ読めた。

    今回は図書館で借りたけど、買い直すことにした。何度も読んで何度も考えて、歴史的瞬間に立ち会ってる今に何度も感激したいと思った。

  • 物理の話が多くてなかなか読むのに時間がかかった。が、日常生活での事象に置き換えた具体例だったりイラストだったりがあり、物理未履修でもあ〜なるほどと思える部分は多かった。
    将来、科学技術が発展したら、今ある理論は正しいものとして証明されるのか真逆の理論が誕生するのか楽しみだ。
    数値は後で考えるといった物理学者の思考法も学べて面白かった。

  • ブラックホール、ビッグバン、暗黒物質、宇宙の誕生。何が見えるってわけではないけど、夜に空を見たくなる。
    読んでいて「本当にこれあってるの?こんなにも複雑なものなの?」ってずっと不安になった。最後に書いてあったけど「今正しいと思われていたことが、すっかり書き換わる可能性もある」。自分が生きてるうちに全部知りたいなんて思うけど、まだまだ自分は宇宙研究の序盤に生きてるんだな、ってわかる。いろいろ単位がでかすぎて、自分が生きる100年の短さを痛感する。

    説明がわかりやすいというのはわかるけど、自分が理解できるかは別の問題。自分はまあまあわからなかった。

  • 空前絶後のわかりやすさ、贅言不要のおもしろさ! ブラックホール、ビッグバン、暗黒物質……異色の物理学者が宇宙の謎に迫る伝説の名著。補章を付す。

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著者プロフィール

京都大学理学研究科博士課程修了、理学博士。
高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 准教授。著書に、『核兵器』『兵器の科学1 弾道弾』『放射線について考えよう。』(以上、明幸堂)、『核兵器入門』(星海社)、『ソヴィエト連邦の超兵器 戦略兵器編』(ホビージャパン)、『ソヴィエト超兵器のテクノロジー 戦車・装甲車編』『ソヴィエト超兵器のテクノロジー 航空機・防空兵器編』(以上、イカロス出版)、『すごい実験』『すごい宇宙講義』(以上、イースト・プレス並びに中央公論新社)、『宇宙のはじまり』『ミリタリーテクノロジーの物理学〈核兵器〉』『ニュートリノ』(以上、イースト・プレス)がある。

「2024年 『化学兵器』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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