- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122070165
作品紹介・あらすじ
【壇蜜さん推薦!】
「時に奔放、時に貞淑。今も昔も、女はしたたかで刺激的な生き物なんです。」
井の頭公園で〈秘密の結婚〉に及ぶ照子、道ならぬ恋に胸を焦がす寿美子、結婚後に夫の秘め事を知る桂子。女学校の仲良し三人組の波瀾に満ちた恋愛と結婚、そして受難の果てに訪れる悟りとは――。大正末期に婦人誌で連載されて絶大な人気を博した、『真珠夫人』と並ぶ代表作。〈解説〉酒井順子
感想・レビュー・書評
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結構展開もりもりなのに面白すぎて無理なく一気に読めた。女性雑誌に連載されていただけあって、一途に相手を求めるのはイケメン男性側。
普通に当時の小説として読めば面白いんだけど、美人で、紳士なイケメンから愛されて、昼間ッから金使いまくって、現代に生きる女としての立場から見るとただただ羨ましくはある。でも彼女たちから見れば私の生活のほうが羨ましいんだろうなあ。
途中若干寿美子が嫌いになりそうになった笑
林の旦那、あんたが一等賞だよ -
女学校の仲良し三人組の恋愛と結婚に、思いもよらぬ試練が次々とふりかかる――。『真珠夫人』をしのぐ大正エンターテインメントの傑作。〈解説〉酒井順子
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女子校の仲良し三人組が女学校卒業後、幼なじみの許嫁との結婚、青年実業家と見合いで結婚、既婚者との道ならぬ恋を胸に秘め…と、三人それぞれが順風満帆とはいかない「受難」を経てたどり着いた先は――
婦人誌に連載されてただけあって「最後はこうなるだろうな…」という予想通りの方向に向かいつつ、途中それぞれに襲いかかる不幸な出来事がドラマチックで、「えっ、どう解決するの? 落とし所は??」と思わせてくる演出と、スイスイ読ませる文章で面白かった。 -
帯が「真珠夫人」をしのぐ!とうたっているので、もっとドロドロしたものかと思ったけど、全然そんなことはなく読みやすかった。
登場人物がみな、少し滑稽で可愛らしくて読みやすかった。
林さんが報われていちばん嬉しい。