化学探偵Mr.キュリー10 (中公文庫 き40-15)

  • 中央公論新社 (2021年5月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784122070677

作品紹介・あらすじ

姉妹都市協定を結ぶマイセン王国の王子が、四宮大学へ視察にやってきた。実はこれには、隠された目的が……。一方、舞衣の元には研究施設を無断使用した学生の情報が入る。調査するとこの学生は、過去に大麻所持で逮捕された沖野の元同級生の手伝いをしていたとわかり……?

みんなの感想まとめ

多様な人間関係と化学ミステリーが織り交ぜられた物語が展開されます。マイセン王国の王子が四宮大学に訪れ、クイーン・オブお節介の舞衣が彼をサポートする中で、過去の事件が絡む謎が浮かび上がります。舞衣と沖野...

感想・レビュー・書評

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  • マイセン王国の王子が四宮大学へ視察にやって来る。我らのクイーン・オブお節介の七瀬舞衣がお世話するのは当然で、Mr.キュリーこと沖野春彦の研究室で、王子は化学実験をやることになる。一方、大学に出てこなくなった学生が、大麻所持で捕まった前歴がある男の協力をしていることが分かる。どちらにも舞衣は全力で関わっていく。
    この二つのことが関連してくると思っていたが、別にそうではなかった。残念。マイセン国の王子の秘められた目的も、ちょっとなあと思ってしまった。読み物としては面白い。

  • マイセン王国の王子が四宮大学にやって来て、謎解きをする話。

    いつもの通り、楽しい。すらすら読める。

    舞衣と沖野の仲も進展するのか、しないのか。
    この二人の間にも触媒がいるんじゃないかな。

  • 二人の関係性はあまり進展しないようで、国島さんのヤキモキした感じが読者を代弁しているかのようです。

    お互いがお互いを大事に思っているのとは別に、大切なことは自分でとことん考える似た者同士だなぁと思います。いい意味で麻衣に影響を受け、沖野先生がどんどん魅力的になってきています。

    化学ミステリーとしては少し物足りなさがありますが、視野の狭い「学生」&「王子の護衛」に真摯に向き合う様子はとてもよかったです。

  • 四宮を訪れた小国の王子が、良くも悪くも舞依や沖野のかき回すお話。王子はとても好感の持てるキャラですが、王族なりの強引さというか、目的に真っすぐなところがあり、その影響力もあって周囲を巻き込みますね。
    最終的に雨降って地固まるという感じ。

  • 四宮大学に某国の王子がやってきた。
    沖野の指導の元でしばらく研究をすることになるが…。

    沖野の引き抜き、舞衣へのプロポーズなど、怒濤の展開の最新刊。

    〇某小学生探偵の映画版ぽい雰囲気だった・笑
    今回はミステリーよりも、じれじれ恋愛小説ぽい。今後、進展していくのかな?
    ずっと巻数を追いかけて読んでいたつもりだが、途中を抜かして読んでいるような…、ストーリー中のエピソードに覚えのないものが。確認しなくては。

  • 推理の余地はほぼなく、真相に必要なデータは外部から提供という形で、今回はミステリ風味は薄い。マイセン王国の王子を触媒にして、舞衣と沖野の関係が少し変わるかな、という恋愛テーマの巻。

  •  毎回沖野と舞衣の微妙な関係がヤキモキですが、どんどん舞衣の成長が著しく、誇りを持って庶務課の仕事をこなしているのは良い傾向ですね。

     そして、沖野にビッグチャンスが訪れるも、沖野らしき断りの仕方が格好良いです。舞衣の事も気にはなるんだろうけど、そこら辺そろそろ距離を縮めて欲しい所です。

  • シリーズ10冊目。今回は化学関係のお話は少な目です。沖野の研究室を訪れたマイセン王国の王子。彼が抱えるいくつかの問題。その解決に協力しつつ、夏季連休明けから大学に来なくなった学生の対応に奔走する舞衣。
    いや、舞衣さんの行動力はすごいですね。いつか過労で倒れるんじゃないかと心配です。

  • シリーズ第十弾。シリーズ2回目の長編になります。

    マイセン王国の王子が四宮大学に視察にやってきて、
    視察後も四宮に残り、沖野の元で研究をする事に。
    その対応だけでも大変なのに、王子の母親が残した
    言葉の秘密の調査に加え、庶務課に持ち込まれた
    学生の問題が逮捕歴のある男のに繋がり、更には
    それが国島と沖野の昔の同級生で・・・

    同時進行で進むドタバタの中で、沖野と舞衣は、
    それぞれに重要な選択を突き付けられるが・・・

    王子の密かな目的には、!?ハアァァ(゚〇゚ ;)ァァアア!?と
    突っ込みたくなったけれど、沖野と舞衣にとっては
    いいきっかけになったような気がします。
    前向きに突き進む舞衣も大好きだけど
    分析オタクな国島さんも大好きで、登場すると
    ついワクワクしてしまいます。

  • 麻衣も沖野センセも、お互いを大事に思いつつ、優先順位は全く見失わない。でも二人を見てるとそういう関係もいいなぁと思うのです。
    入江くんはきっと立派な大人になるよ。

  • 読みやすく面白い
    メインの2人が少しだけいつもと違う動きを見せたような気が…

  • シリーズ物の10? まあいいかと読んでみる
    沖野センセイはまだよくわからない人だけど、七瀬さんのはっきりしてる所が好きです。仕事の意義について構えすぎてる感じは少しあるけどね。

  • 王子が来日。何事!?と思った。王子の研究から始まり、スカウト、求婚と振り回されながら同時に進行する入江と袖崎の問題。なんだかんだ、舞衣のポジティブなところにみんなが影響を受けていて良い方向に進んでいくことに好感が持てる。個人的に、国島が出てくる場面は特に読んでいて楽しいのでもっと出てほしい。

  • 沖野先生にとっても舞衣にとっても試練となった10巻。
    試練というか、今後の展望を考えざるをえない展開となったというか。
    急に大きな選択肢を目の前に用意されてしまった二人。
    沖野先生は今の大学に留まるか、海外の研究員となるか。
    舞衣はプロポーズを受け入れるか、入れないか。
    どちらも、架空の外国の話が絡むので、想定よりグローバルな選択なのがまた。

    そんな中でも、トラブルは舞い込むもので。
    ただ今回は単発のトラブルが複数でという話ではなく、ある大きなトラブルとそれに関わる枝葉の話になるので、長編の作りとなっている。
    何しろ今回のゲストキャラが前述の外国の王子なので、細々したトラブル解決をしている場合ではない。
    ゲスト対応だけでも大変なのである。
    舞衣のプロポーズもこの人に関わる話になるので。

    ただプロポーズの件は、真相が分かってみると……うおおい、王子!とツッコミをいれたくなった。
    彼がヘタレだったばかりに、舞衣はいらぬ苦労をする羽目に。
    護衛の人もね。
    気の毒に。

    ただ彼が「触媒」という言葉を用いたとおり、今回の一件は沖野先生や舞衣にとっても現状を打破する「触媒」になった模様。
    お蔭で沖野先生はストーカー(!?)にようやく本音を言えたし、具体的な目標も見えた。
    舞衣も多少は落ち着いたかなと思うし。
    今回、彼女は大人な対応も多かった。
    何より、やっと二人でランチできたし。
    この変化が今後どう影響してくるのか。
    続きが楽しみである。

    後、個人的興奮ポイントはMS/MSが出てきたところ。
    うちの職場にはMS/MSないので羨ましくてつい「MS/MSキター!」と興奮してしまった(GC/MS、LC/MSにはお世話になっております)

  • 図書館に10があったので、1〜9は読んだことがないのにすっ飛ばして読む。
    面白そうなシリーズだ。1〜9も図書館にあるなら借りてこなくちゃ。

  • 長編。

    海外の王子が四宮大学に留学に。
    王子の探しものを探すお手伝いと大学在学生の不審な行動を調べるお話。

  • 王子が来たということで長編になってますが、変わらない安定したシリーズ。
    二人の関係も相変わらず。

  • 四宮市と姉妹都市協定を結ぶマイセン王国。この国の王子が四宮大学へ視察に訪れ、しばらくの間沖野の研究室で研究を行うことに。一方で舞衣は、講義に出席せず、怪しい植物栽培に力を入れている学生の対応を行うことに。本シリーズ2作目の長編物語。

    過去作には無い形の波乱の展開で、化学要素は少なめでしたが、安定した面白さでサクサクと読めました。次作も楽しみです。

  • ひょっとしたらこれで終わらせるつもりかと思ったが、まだ続ける気はあるらしい

  • このシリーズも遂に10冊目。今回は化学で謎を解く要素はそのままに、より人間模様がフォーカスされてて沖野と舞衣の仲も深まってるの感じた。
    化学詳しくなくても読める化学小説でおすすめ。

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著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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