嵐山光三郎セレクション 安西水丸短篇集 左上の海 (中公文庫 あ95-1)

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  • 中央公論新社 (2021年6月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784122070738

作品紹介・あらすじ

没後七年、いまなお愛され続けるイラストレータが遺した数多くの作品から、盟友・嵐山光三郎が選んだベスト短篇集。明るいイラストレーションの影にひそむように、しずかに出会い別れていく人々の心象風景を画家ならではの表現で綴った短篇集。巻末に、嵐山光三郎のエッセイを付す。

みんなの感想まとめ

人々の心象風景を描いた短篇集は、日常の中に潜む愛や別れの物語を繊細に描写しています。著者の独特な視点から描かれる情景は、NYや赤坂、館山など多様な舞台を背景に、瑞々しくあざやかに表現され、読者の心に鮮...

感想・レビュー・書評

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  • 安西水丸さんのことは展覧会(世田谷文学館)で初めて知って、この本もその時にミュージアムショップで購入。
    これ大好きで、今回で何回目になるだろう?と思うくらい読んでる。ちょっぴり官能性が漂ってくる感じなのが魅力の一つ。

  • 絵が頭に浮かぶので余計良く感じる。
    NY, 赤坂、館山…情景も時代も感じられる良い短編集だった。他のも読みたいけど手に入るのかな?

  • 著者については、昭和生まれなのでなんかの広告とかでイラストは目にしていたかもしれない。とは言え、村上春樹作品(主にエッセイみたいなものなのかな)でより認知していった気がする。ちょっと切ないものからヘヴィな作品も収められていますが個人的印象としましては清潔感でもなく清涼感でもなく、なんていうんでしょうか「乾いた視線」みたいなものを感じました。軽すぎず重すぎずというか。他の作品も読みたくなりましたよ。

  • いかにもな純文学っぽい、日常に潜む不幸を抱えた女と男の話。愛と別れと生活の話。

    イラストレーターの為せる技なのか、
    風景描写が瑞々しく、あざやかである。

    読後には爽快感と、切なさと、違和感が残り、
    非常に面白かった。

    左上の海とは、なんとも巧みな幻想的表現であろうか!

  • イラストレーターとして活躍した安西水丸。漫画と同様に数多くの小説を残した中、親友の嵐山光三郎がセレクトした短編小説集。多くの作品では、どこか影があり不幸な女性と出会い、不思議な体験を経て別れるという内容が多い。経験談のように思えるリアルなストーリーに独特の読後感がある。

  • 閉じた奥津のなかで柳の枝が風にゆれていた。むしょうに誰かに会いたかった。死、その一文字が頭のなかで小さく光った。小さく光った。奥津のなかからすべてが消えていった。

  • 夢と現実の交錯と突然の別れを描く表題作のほか、イラストレーターならではのまなざしで切り取った愛の風景を綴る十二篇を収録する。〈解説〉嵐山光三郎

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著者プロフィール

安西水丸 あんざい・みずまる(1942-2014)

東京生まれ。イラストレーター。
日本大学芸術学部卒業後、電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務める。
1981年、フリーのイラストレーターに。
以降、広告、雑誌の表紙や挿絵、書籍の装画などで活躍のかたわら、小説、エッセイ、漫画、絵本なども数多く手掛け、今なお高い人気を博している。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞、キネマ旬報読者賞など受賞多数。2005年には東京イラストレーターズ・ソサエティの理事長を務める。
自著に小説『アマリリス』、エッセイ『たびたびの旅』、絵本『がたん ごとん がたん ごとん』『クッキーのおべんとうやさん』、漫画『青の時代』『完全版 普通の人』など多数。
作品集として、これまでの作品や活動を初めて網羅的に収集した『イラストレーター 安西水丸』、一人のイラストレーターが何を感じ、どのように過ごしてきたのか、珠玉の絵に言葉を添えた『一本の水平線』がある。

「2022年 『安西水丸 カレンダー 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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