青空と逃げる (中公文庫 つ 33-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 624
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122070899

作品紹介・あらすじ

深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。夫は何も語らぬまま、知らぬ間に退院し失踪。残された早苗と力に悪意と追及が押し寄せ、追い詰められた二人は東京を飛び出した。高知、兵庫、大分、仙台――。壊れてしまった家族がたどりつく場所は。早見和真

感想・レビュー・書評

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  • 母って子供のためなら知らない土地であっても必死で馴染み仕事しても生活できる。その行く先々でいろんな人に助けられて行く事にも人の優しさを感じた。また親子がコミュニティデザイナーという職業の方に出会えてその場所での困りごとを解決する仕事があることも驚いた。地域の困り事に手を差し伸べるってすごいことだし、力がよく助けを求めて動いたと思う。それにしても力は大人。父と連絡とっていることにも、ユウトさんと大人の話が出来ていることにも驚き、ここまでできるのも母親を守るためだなぁとその親子愛にも感動する。さてこれから親子3人の新しい章が始まる事も想像できてまた勇気もらえた気がする。

  • 母親の目線と息子の目線。
    どちらもありありと描かれていて、2人の絶妙な距離感の変容が秀逸。
    母も子も、それぞれにもがき、強く成長していき、向き合っていく様子から、読み進めれば読み進めるほど目が離せなくなった。
    今はもう大人である辻村美月さんが、母親だけでなく子どもの心情描写をリアルに描けるところに、また心を掴まれた。

  • 大丈夫、あなたを絶対悲しませたりしない――。突然、日常を奪われてしまった母と息子。壊れてしまった家族がたどりつく場所は……。〈解説〉早見和真

  • 力がどんどん成長していくのが感じられる。
    環境の変化ってすごく辛いのに2人が転々としていくうちに逞しくなっていく姿に励まされる。
    力と拳がずっと連絡取り合ってたのは予想できなかったので面白かった。

  • 記録

  • 父の不在理由があまりしっくり来ないので、母息子の逃避行が、それはいたましいのだけれど不自然な気がしてしまい、全体としては入り込めず。しかしそれぞれの場面における母や息子の逡巡、描かれる各地のあたたかい人々が素敵であった。

  • 特別心に残るお話ではなかったけれど、とても読みやすかった。

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著者プロフィール

辻村深月

一九八〇年、山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業。二〇〇四年『冷たい校舎の時は止まる』で第三一回メフィスト賞を受賞し、デビュー。一一年『ツナグ』で第三二回吉川英治文学新人賞、一二年『鍵のない夢を見る』で第一四七回直木賞、一八年『かがみの孤城』で第一五回本屋大賞を受賞。『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『島はぼくらと』『ハケンアニメ!』『朝が来る』『東京會舘とわたし』『傲慢と善良』『琥珀の夏』など著書多数。

「2021年 『青空と逃げる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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