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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784122071568
作品紹介・あらすじ
戦国に名高い美女、お市の方への思慕を盲いの法師に語らせた表題作のほか、戦国時代に題材をとった「聞書抄――第二盲目物語」など、歴史ものの傑作。菅楯彦らによる挿画を完全収載。ほかに短篇二作、正宗白鳥、川端康成による文藝時評を付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二
みんなの感想まとめ
歴史的背景を持つ物語が収められた本作は、盲目の法師が語るお市の方への思慕を中心に、戦国時代の情景を描き出しています。各短篇は、あらすじ自体はシンプルながらも、著者の流麗で美しい文章が読者を引き込みます...
感想・レビュー・書評
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★3.5「三人法師」
歴史的事実や昔の物語をベースにしたものなので、あらすじはどうってことのないお話が4つ収録されているだけなのだが、読ませる文章に仕上げているのはさすが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お市の方への思慕を盲目の法師に語らせた表題作。北野恒富の口絵、菅楯彦の挿画(「聞書抄」)、正宗白鳥による時評などを付す。〈註解〉明里千章〈解説〉千葉俊二
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1931(昭和6)年から1935(昭和10)年に初出の作品集。
おなじ中公文庫で『盲目物語』のみが入ったのをずっと前に読んで持っているのだが、他の作品を含めて編み直し出版したらしい。
谷崎潤一郎の文章は極めて流麗で美しく、しばしば文章そのものがエロティックな妖しさをも帯びるのがとても好きだ。『盲目物語』はさらに、極めて恣意的な「ひらがな化」が試みられている。さっきは漢字表記だったのが何故かひらがなで出てきたりする。ひらがなばかりで読みにくい(文意が瞬間的に認知できない)ところがたくさんある。谷崎はここで、字面の視覚的なリズム書法をでも試みたのだろうか。しかし、ここまで徹底した作品は他に無さそうな気がする。
この作品集は谷崎のあの変態的な性のテーマが出てこず、歴史上の有名男性の影に隠れた女性を前面に出すという点で当時としては新しかったのかもしれないが、それでも歴史叙述のような面が多々あって、私には少々退屈だった。谷崎の小説としては。 -
完全な古文ではもちろんなく現代文ナイズドされているが、それでも久しぶりに錆びついた古文力を動員させられた。
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歴史小説は久しぶりに読みました。註解と本文との往復が大変でしたが、面白かったです。戦国時代、安土桃山時代が好きな人はぜひ読んで下さい。
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