まんぷく旅籠 朝日屋-しみしみがんもとお犬道中 (中公文庫 た 94-3)
- 中央公論新社 (2022年5月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122072084
作品紹介・あらすじ
朝日屋の店先に現れたのは、お伊勢参り中の……犬!? 居合わせた客に「親切にしてやらなきゃ、罰が当たる」と言われ、おかげ犬の獅子丸の面倒を見ることになったが――(第三話 おかげ参り)。新たな仲居おふさも迎え、今日も珍客万来の朝日屋。そんなある日、下足番の綾人は気になる人影を目撃する。文庫書き下ろし
第一話 早咲きの梅
第二話 新しい仲間
第三話 おかげ参り
第四話 雨の朝
感想・レビュー・書評
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旅籠朝日屋シリーズ第三弾。店が流行り出したのはいいが、仲居が足りない。新たに、おえん、おしの、おふさが働くが、おえんは問題あり不採用、おしのは臨時採用、おふさは採用。おかげ犬なるものも登場。しみしみがんもは、おでんの元祖か。美味しそう。相変わらず酒乱の主人公・ちはる、またやってしまった。
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3冊目。がんも蒲鉾竹輪はんぺんの様に染みてる物語ってこと。色々出て来るから最後は柿崎が怪我をして次回はそういうことです、怜治の出番かね。8人に増えたし2人だけだった朝日屋の客も増えて、人の良さそうな長吉郎も良いアクセント、蒲鉾作りの伝蔵との繋がりがあるのがホッとするよ。安定のじしょうもちらっと出て来るし、見捨てないね。おしのの出番が少ないけど、おふさ16歳に8人になったし、広がるね。お伊勢道中も土橋さんで読んだが、本当にあったんだね、3章もとても楽しくなりました。たぶん江戸に戻ってくる話を読める筈
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まあ、女料理人の話なんですけど、たまたま図書館の出張所で目に止まりました。
シリーズ物の3作目らしいけど、1、2作は読んでいません。
話の中に出てくる、料理人としての自信はいつまでも持てないものであり、一生学んでいくものであるというくだりには何だか身につまされました。
私は、商売じゃあないけど、イベントで整体をやっています。が、施術を受けて下さった方が満足してくれているかは到底解りません。明らかに怒っている方もたまにいるのだけれど、何故怒っているか教えて下さるとは限らないのです。
気に入らなくとも黙って食べ、ニ度と店に来ない客。文句を言って下さる客の方が有り難い存在。成る程、です。
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ちはるがまだまだ子供っぽさを存分に残していはいるものの、成長しようとする気概を感じます。新しい仲間も増えてバタバタしてますが、このまま和気藹々と成長していって欲しい。
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あっと言う間に三巻読了。
初登場おふさとちはるの駆け引き、言われてみれば成程と納得。
穴子の料理は頂いてみたいもんだ。 -
「おまえたちも、いいな?一人で抱え込んでいたって、ろくなことにはならねえ。みんなで考えれば、たいていのことは大丈夫なんだからよ。
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今度の泊まり客は、お伊勢参り中の犬!? 珍客万来、今日も賑わう旅籠朝日屋だが、下足番の綾人が気になる人影を目撃する……。文庫書き下ろし。