最果ての決闘者 (中公文庫 お 87-5)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 25
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122072459

作品紹介・あらすじ

「百舌」シリーズの逢坂剛が放つ究極のエンターテインメント!

新選組副長・土方歳三は箱館で落命した――はずだった。
頭部に被弾し記憶を失った土方は、彼を慕う時枝ゆらとともに、アメリカ西部へと渡った。執拗にゆらを狙う悪徳保安官・ティルマンを討った土方の元に、さらなる刺客が迫る。その正体は、美しき女ガンファイターと元・新選組隊士。全てを喪った男は、大切な者を守り抜き、記憶を取り戻すことができるのか!

感想・レビュー・書評

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  • 逢坂剛『最果ての決闘者』中公文庫。

    アメリカ西部を舞台にした歴史冒険長編小説。シリーズ物であったとは全く知らなかった。本作はシリーズの第4作にあたるらしい。

    冒頭からの怒濤の展開が続き、納得する間もなく、新撰組の土方歳三がアメリカの西部に渡る。時折ストーリーがワープするかのように物語はあれよという間に新たな展開を迎える。端折り過ぎがたまに傷だが、まあまあ面白い。

    箱館で頭部に被弾し、意識を失った土方歳三は時枝新一郎の手により、新一郎の妹の時枝ゆらと共にアメリカに密航する。意識を取り戻した土方は過去の記憶を失い、内藤隼人の変名でゆらと船員のピンキーと共にアメリカの西部をさ迷う。

    悪徳保安官・ティルマンを討った土方に次なる刺客が迫る。その刺客とは、ティルマンの美しき娘にして保安官補のガンファイター、ダニエルと元新撰組隊士の高脇正作だった。

    結末を迎えるも、まだまだ物語は続くようだ。

    本体価格960円
    ★★★★

  • 記憶を失い、アメリカ西部へと渡った土方歳三を狙うのは、女保安官と元・新選組隊士。大切な者を守り抜き、失った記憶を取り戻せ!〈解説〉西上心太

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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