- Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122072459
作品紹介・あらすじ
「百舌」シリーズの逢坂剛が放つ究極のエンターテインメント!
新選組副長・土方歳三は箱館で落命した――はずだった。
頭部に被弾し記憶を失った土方は、彼を慕う時枝ゆらとともに、アメリカ西部へと渡った。執拗にゆらを狙う悪徳保安官・ティルマンを討った土方の元に、さらなる刺客が迫る。その正体は、美しき女ガンファイターと元・新選組隊士。全てを喪った男は、大切な者を守り抜き、記憶を取り戻すことができるのか!
感想・レビュー・書評
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逢坂剛『最果ての決闘者』中公文庫。
アメリカ西部を舞台にした歴史冒険長編小説。シリーズ物であったとは全く知らなかった。本作はシリーズの第4作にあたるらしい。
冒頭からの怒濤の展開が続き、納得する間もなく、新撰組の土方歳三がアメリカの西部に渡る。時折ストーリーがワープするかのように物語はあれよという間に新たな展開を迎える。端折り過ぎがたまに傷だが、まあまあ面白い。
箱館で頭部に被弾し、意識を失った土方歳三は時枝新一郎の手により、新一郎の妹の時枝ゆらと共にアメリカに密航する。意識を取り戻した土方は過去の記憶を失い、内藤隼人の変名でゆらと船員のピンキーと共にアメリカの西部をさ迷う。
悪徳保安官・ティルマンを討った土方に次なる刺客が迫る。その刺客とは、ティルマンの美しき娘にして保安官補のガンファイター、ダニエルと元新撰組隊士の高脇正作だった。
結末を迎えるも、まだまだ物語は続くようだ。
本体価格960円
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記憶を失い、アメリカ西部へと渡った土方歳三を狙うのは、女保安官と元・新選組隊士。大切な者を守り抜き、失った記憶を取り戻せ!〈解説〉西上心太