無想庵物語 (中公文庫 や19-19)

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  • 中央公論新社 (2022年9月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784122072657

作品紹介・あらすじ

山本夏彦没後20年記念復刊。



芥川・谷崎に勝る博識で「日本のアナトール・フランス」と呼ばれ、文学的成功を願いながらも、無軌道な生活の末に失敗した作家、武林無想庵。その親友山本露葉の息子として、若き日にパリで生活を共にした著者、山本夏彦。無想庵と彼をめぐる人々について哀惜深く綴り始めた評伝はやがて、著者自身の青春の謎と絡まりだす……。〈辛口コラムの達人〉が遺した唯一の長篇作品にして、最高傑作との評価も高い、第41回読売文学賞受賞作。復刊に際し関連エッセイ二篇を増補。



〈解説〉finalvent

みんなの感想まとめ

多彩な人間関係と波乱に満ちた生涯を持つ作家の物語が描かれています。著者は、忘れられた作家・武林無想庵の人生を哀惜の念を込めて綴り、その中で彼の無軌道な生活や人間関係に光を当てています。文士がアウトロー...

感想・レビュー・書評

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  •  
    ── 山本 夏彦《無想庵物語 20220921 中公文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4122072654
     
    …… 僕本月本日を以て目出度死去致候間此段広告仕候也。
     緑雨斎藤賢 明治三十七年四月十三日」── 《萬朝報》
     斉藤 緑雨   作家 18680124 伊勢 19040413 38 /慶応 3.1230-1231
     
     Yamamoto, Natsuhiko 19150615 東京 20021023 87 /露葉の子/籍=同
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19040413
     中央公論(=正/誤=)文芸春秋
     
    (20240222)

  • 忘れられた作家・武林無想庵の生涯を、若き日にパリで生活を共にした著者が哀惜深く描きだす傑作評伝。第四十一回読売文学賞受賞。〈解説〉finalvent

  • すこぶる面白かった。
    今の倫理観を基準にしたらいけないだろうが、このころは文士がアウトローであることが売りになる時代だったとはいえ、学識高いくせにだらしないというか無軌道というか、ホント駄目人間である。義理の妹を妊娠させたり、パリで嫁を寝取られたというのか、生活費などを出してもらったりもしてたので美人局というべきか、それも2人同時に関係されたり。金子光晴と同時期にパリにいたようだが、このパターンは多かったのかしらん。
    それでも多くの友人が世話をしてくれたり、最後の嫁には長く面倒を見てもらったり、人徳というのか少々羨ましいところもある。

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著者プロフィール

山本夏彦
大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。「室内」編集・発行人。昭和22年『中央公論』に発表した「年を経た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和33年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年に『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わった。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、一貫して、世相をするどく諷刺する辛口コラムを得意とした。昭和59年第32回菊池寛章を受章。
著書に『日常茶飯事』『編集兼発行人』『死ぬの大好き』『完本文語文』『「室内」40年』『私の岩波物語』などがある。平成14年に10月に死去した。

「2022年 『無想庵物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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