若い読者のための世界史 改訂版 (中公文庫 コ7-3)

  • 中央公論新社 (2022年10月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (488ページ) / ISBN・EAN: 9784122072770

作品紹介・あらすじ

歴史は「昔、むかし」の物語。さあ今から昔話をはじめよう――。『美術の物語』の著者がやさしく語りかけるように、時代を、出来事を、そこに生きた人々を活写する。ネアンデルタール人の登場から自ら体験した第二次大戦まで。一九三六年の初版刊行から半世紀を経て復刊されて以来、各国で読みつがれてきた“物語としての世界史”の古典。文庫上下巻を合本とし、最新版を参照して訳文を見直した、待望の改訂版。



目次



1 「昔、むかし」

2 偉大な発明者たち

3 ナイル川のほとり

4 日月火水木金土

5 唯一の神

6 だれもが読める文字

7 英雄たちの時代

8 けたちがいの戦争

9 小さな国のふたつの小さな都市

10 照らされた者と彼の国

11 大きな民族の偉大な教師

12 偉大なる冒険

13 新しい戦い

14 歴史の破壊者

15 西方世界の支配者

16 よろこばしい知らせ

17 帝政のローマ

18 嵐の時代

19 星夜のはじまり

20 アッラーの神と預言者ムハンマド

21 統治もできる征服者

22 キリスト教の支配者

23 気高く勇敢な騎士

24 騎士の時代の皇帝

25 都市と市民

26 新しい時代

27 新しい世界

28 新しい信仰

29 戦う教会

30 おぞましい時代

31 不幸な王としあわせな王

32 その間に東欧で起こったこと

33 ほんとうの新しい時代

34 暴力による革命

35 最後の征服者

36 人間と機械

37 海の向こう

38 ヨーロッパに生まれたふたつの国

39 世界の分配

40 わたし自身が体験した世界史のひとこま

みんなの感想まとめ

歴史を物語として語る本書は、著者の温かい語り口が印象的で、まるで祖父が昔話をしているかのような心地よさを提供します。内容は軽やかでありながら、深い学識と未来への希望が詰まっており、戦争という苦い過去を...

感想・レビュー・書評

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  • 『若い読者のための世界史』(上・下)/エルンスト・H・ゴンブリッチ - 泣きながら一気に書きました
    https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/20150813/1439446971

    独特の物語調で語られる『若い読者のための世界史 上巻』から世界史の概況を振り返る | Edtech & Inno
    https://naohilog.com/books/world-history-for-young-reader-vol1/

    若い読者のための世界史 -エルンスト・H・ゴンブリッチ 著/中山典夫 訳|文庫|中央公論新社
    https://www.chuko.co.jp/bunko/2022/10/207277.html

  • 語りかけるような口調で読みやすく、さらさらと読めるが、かといって内容が薄っぺらいわけではない。
    著者の学識と、未来への希望が詰まっている。

    戦争という最もつらい経験をした著者は、そんな過去を真っ直ぐに見つめ、同時に未来に光を当てる。

    本書の中で、私が最も気に入っている諺を引用する。

    「賢いことばは緑の宝石より珍しい。しかしそれをひとは、石うすをひく貧しい少女の口からも聞くことができる」

  • 若い読者のため…と言う意味がわかったのは
    もう殆ど読んでしまってからだった。

    歴史の教科書にあるようなタイトル名ではない所もとても良いし、お話を聞いているかのような「語り口調」で書かれているところも良い。その心地よさは小説や神話のようでもありまるで祖父が語りかけてくれるかのよう。
    若い読者とはこのような後世への語りかけと言う意味ではないかと思う。

    今まで読んだ世界史の書の中でもダントツ。
    ぜひたくさんの人に読んでほしい。

  • 歴史を物語として読む作品。物語の内容だけでなく、後書きも必読。後書きに書かれた作者の後悔と反省には、心にくるものがある。

  • 世界史の流れを物語形式で展開されて、大まかな概要はしっかり捉える事ができる。尚且つ、歴史用語は多用されていないので、歴史が苦手な人でもこれまでの正解の歴史がどのような経緯を辿ってきかたは把握できそう。
    しかし、欧米中心の歴史になるのでアジア圏の方は物足りなさを感じる。

  • 2025.9.14 読了
    夜寝る前、おじいさんがお孫さんに読み聞かせするような感じの平易な言葉で世界史が語られ、読みやすかった。
    『(前略)それがいつのことだったか、もうきみは知っているね。』
    ...知らぬ...すまぬ...。という気持ちになる所はあったが...。

    40
    『多くの民族が共に生きるこの小さな地球にあっては、互いに尊敬しあうこと、互いに寛容であること、そのこころを育てることが何より大切だ。』

    印象に残った一文。この言葉を心に留めて日々を過ごしていきたいなと感じた。

  • タイトルや 推薦文 などに惑わされてはいけない この本は第二次世界対戦中に書かれた非常に偏ったいわば ヨーロッパ史観のみで書かれた世界史 なのである。まずこの本を読んでも 世界史が一直線にわかるわけでは決してない。概略にもならない。と言うか むしろ偏っているため 謝った記述も非常に多い。

    世界史をざっと大きく 俯瞰して学ぶならば YouTube で それに適した映像が各種ある。 YouTube となめてはいけない 非常によくできている。
    この超情報化社会を予見できなかった時点でこの著者が優れていないことがわかるのではないだろうか。

    そのことが分かったというだけで 歴史というものがどれだけ 捻じ曲げて楽観的に理解されてしまうのか という恐ろしさを学べたという利点はあった。

  • 髙木先生おすすめ 

  • 人類の歴史は争いばかり、ということがよく分かる本。
    皇帝カール五世の余生が物悲しい。「数少ない時計さえ合致させられない私が、帝国の全ての人間を統一させることなどできるはずがないではないか」という彼の呟きに笑っちゃった。そりゃそうでしょうよ。

  • 世界史を専攻していない人からすると難しい気がする。初心者向けの良書とのことだが、ほぼ文章だけで書かれており難しい。

  • 教養文庫フェア冊子から。出口本を読んだ流れもあり、世界史に触れ続けておこうと手に取ったけど、これはどうしても、出口版に軍配。読み返すにしても、そっちを読み返すかな。

  • 語りの温かさに涙が出てくる教養書。優しく「君は〜が〜だったことは知っているね。」と語りかけられる度に「ううっ…!知り、知りません(T . T)クッ…承知の事実じゃなくてごめんなさい(T . T)(;▽;)」となる

  • 『美術の物語』の著者がやさしく語りかけるように、時代を、出来事を、そこに生きた人々を活写する。各国で読みつがれてきた“物語としての世界史”の古典。

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著者プロフィール

中山典夫一九四〇年生まれ。七一年東京教育大学大学院修士課程修了、七七年ドイツ・フライブルク大学学位取得。専攻はギリシア・ローマ美術史、筑波大学名誉教授。主要論文に「ギリシア美術とプラトン」「ギリシア美術と現代」、主要訳書にJ・J・ヴィンケルマン『古代美術史』(中央公論美術出版、二〇〇三年度地中海学会賞受賞)がある。

「2022年 『若い読者のための世界史 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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