君と私 志賀直哉をめぐる作品集 (中公文庫 さ55-3)

  • 中央公論新社 (2023年5月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784122073647

作品紹介・あらすじ

よい友とは、何をしてもよい。絶交してさえもよい。――

衝突と復縁を繰り返しながら、生涯にわたる友情を育んだ二人の作家。
表題作は、幼少期の出会いから「白樺」での文学修業に至る青春期までを辿った、里見弴幻の代表作。〈白樺派の青春群像を描いた重要文献〉にして、のちの『暗夜行路』成立にも多大な影響を与えた作品でありながら、連載原稿の紛失事件により未完に。これまで全集等でしか読むことはできず、文庫化は今回が初となる。
その他、「城の崎にて」で知られる志賀の山手線事故の顛末を記した「善心悪心」、鳥取・松江旅行の回想「世界一」「或る年の初夏に」など、若き志賀との交友に関する小説・随筆の主要作品を初めて一冊に。二大文豪の出発点をあらためて見直す文庫オリジナル。

【目次】
[小説]
君と私(1913)
善心悪心(1916)
世界一(1920)
或る年の初夏に(1917)
幸福人(1917)
失われた原稿(1916)
[随筆等]
春の水ぬるむが如くに(1924)
志賀君との交友記(1935)
弔辞(1971)
志賀君との間柄(1974)

あとがきより
解説=麻井朝
里見弴・収録作品関連年譜

みんなの感想まとめ

友情の複雑さと美しさを描いた作品で、志賀直哉と里見弴の生涯にわたる関係がテーマです。絶交と復縁を繰り返す二人の姿を通じて、友情の本質や文学への情熱が浮き彫りになります。表題作は、幼少期の出会いから文学...

感想・レビュー・書評

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  • 著者、里見弴さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。

    ---引用開始

    里見 弴(さとみ とん、1888年(明治21年)7月14日 - 1983年(昭和58年)1月21日)は、日本の小説家。本名:山内 英夫(やまのうち ひでお)。日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者。

    ---引用終了


    で、本書の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。

    ---引用開始

    絶交と復縁を繰り返しながら、生涯にわたる友情を育んだ志賀直哉と里見弴。幼少期の出会いから“白樺”での文学修業に至る青春期までを辿った表題作はじめ、二人で遭遇した山手線事故の顛末を記した「善心悪心」、鳥取・松江旅行の回想「世界一」「或る年の初夏に」など、若き志賀との交友に関する初の文庫オリジナル作品集。

    ---引用終了


    気になった箇所は、p354
    解説者が書かれた部分だが、里見弴の人となりが書かれている。
    以下、引用です。

    ---引用開始

    里見は人となりもユニークだ。端正な美形の粋人で富豪のお坊ちゃま。兄に小説家の有島武郎・画家の有島生馬がいる。泣き所は約153センチの小柄な体格だが、「放胆」とも称される勝ち気と華やかさがあり、心配りも細やかだったので、女性から大いにモテたという。

    ---引用終了


    最後に、最近見てきた白樺派関連人物の生年没年を確認しておきます。

    ・武者小路実篤(1885~1976)
    ・志賀直哉(1883~1971)
    ・有島武郎(1878~1923)
    ・木下利玄(1886~1925)
    ・里見弴(1888~1983)

  • 絶交と復縁を繰り返しながら、生涯にわたる友情を育んだ二人の作家。若き志賀との交友を描く小説・随筆を初集成。文庫オリジナル。〈解説〉麻井 朝

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著者プロフィール

里見弴
一八八八(明治二十一)年生まれ。本名・山内英夫。学習院在学中に志賀直哉と知り合い、絶交をまじえ、終生の友となる。東京帝国大学英文科中退。二人の兄、有島武郎、生馬らとともに「白樺」創刊に参加。主な作品に『善心悪心』『多情仏心』『安城家の兄弟』『極楽とんぼ』など。一九四〇(昭和十五)年菊池寛賞、一九五六年と七一年に読売文学賞を受賞。一九四七年日本芸術院会員、五九年文化勲章受章。一九八三年逝去。

「2023年 『君と私 志賀直哉をめぐる作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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