其の一日 増補新版 (中公文庫 も26-7)

  • 中央公論新社 (2023年5月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784122073715

作品紹介・あらすじ

安政七年三月三日、井伊の密偵・可寿江は水戸浪士の不穏な動きを察知し、主君でかつての恋人でもあった直弼に通報しようとするが……。長い一日、最期の一日、決定的な一日……。「桜田門外の変」「箕輪心中」など実際の事件を背景に、江戸市中で懸命に生きる人々の、人生を揺さぶった運命の一日を描く、連作時代小説集。

再刊にあたり、赤穂浪士討ち入りの日の上杉家を題材にした書き下ろしの一篇を収録する。

第24回吉川英治文学新人賞受賞作。

目次……「立つ鳥」「蛙(かわず)」「小の虫」「釜中(ふちゅう)の魚」「首鼠両端(しゅそりょうたん)」

みんなの感想まとめ

運命を揺さぶる一日を描いた連作時代小説集は、実際の歴史的事件を背景に、江戸時代の人々の生き様を鮮やかに表現しています。井伊直弼や吉良などの有名な人物が登場するものの、彼らは主人公ではなく、物語は外側か...

感想・レビュー・書評

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  • 小説現代2002年5月号立つ鳥、10月号蛙、8月号小の虫、11月号釜中の魚、の4つの短編を2005年12月講談社文庫刊。書き下ろしの首鼠両端を加えて2023年5月増補新版として中公文庫刊。歴史の中に実際にあった一日を書いたということだが、蛙などは果たしてそうなのか?と思ってしまう。緊迫感のある話が多く楽しめた。首鼠両端は赤穂浪士物でさすがにどう料理してもありふれ感からは出られないんじゃないかと思うが、執念のようなチャレンジ精神には拍手。

  • キリキリ舞からファンですが、今回は組み立てが興味深くてってこと。井伊直弼や吉良や有名人が出て来るが主人公ではなくて、外側から見た違う景色ですね。ちょっと思い入れがなくて苦労したけど、最終章の右往左往する様子とか良い感じ

  • 「桜田門外の変」をはじめ、実際の事件を背景に、江戸市中で懸命に生きる人々の、運命を変えた一日を描く連作時代小説集。新たに書き下ろしの一篇を収録。

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著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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