日日雑記 新装版 (中公文庫 た15-14)

  • 中央公論新社 (2023年7月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784122073944

作品紹介・あらすじ

正月の百貨店、美空ひばり、映画館の三本立て、小旅行、富士山荘での日日……。見たもの、食べたもの、出会った人々のことなど、身辺のできごとや思い出を簡潔な文章で綴る。大岡昇平、深沢七郎らの友人たちが去った、昭和最後の三年間を独特の感性で捉えた、著者最後のエッセイ集。〈巻末エッセイ〉武田花

みんなの感想まとめ

日常の中に潜む小さな出来事や思い出を、独自の視点で捉えたエッセイ集です。著者は、正月の百貨店や映画館、富士山荘での体験を通じて、身近な人々との出会いや、日々の感情を豊かに表現しています。特に、昭和最後...

感想・レビュー・書評

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  • ニチニチザッキと読むらしい。

  • 武田百合子最後のエッセイ集。
    相変わらずたんたんと日常を書いているのだが、富士日記なんかと違って公開前提の文章だからか、書くことに慣れてきているのか、わかりやすくユーモアがある感じ。
    1日六回温泉に入って湯治をして若々しくしている人に、内心(年中温泉入っているだけなら若くなったってどうだというのか)と突っ込んでいたり、温泉のアヒルが食べられちゃう運命なのをさらっと書いていたり、愛猫の葬式をやるくだりで「飼い主のこういうときの気持ちを納得させ」る金額は五万円前後と得心しているところとか、面白くてくすりとしてしまった。

    しかし、夫を早くに亡くして出戻りの娘と2人暮らし、友人も次々亡くなっているようで、いろいろ旅行なんか行っているけれどどうにも寂しい感じがつきまとう。夫のちょっとした思い出に触れるときの優しい手つきの文章なんかには切なくなった。文章に感情が露骨でない分、より深さを感じさせるというか…。
    この本を出して翌年には武田百合子本人も亡くなっているようだけど、そんな自身の死の予感もあったのだろうか、と思ったりした。

  • 色々な物事が目に入ってくる人。自分だったら気づかずに1日が終わっている。もっと周りの些細な事も気にしてみようかと思った。けど疲れる気もする

  • 深沢七郎、大岡昇平ら友人たちを送った昭和最後の三年間。日々の出来事や気持の照り降りを心に響く文章で綴る最後のエッセイ集。〈巻末エッセイ〉武田 花

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著者プロフィール

武田百合子
一九二五(大正一四)年、神奈川県横浜市生まれ。旧制高女卒業。五一年、作家の武田泰淳と結婚。取材旅行の運転や口述筆記など、夫の仕事を助けた。七七年、夫の没後に発表した『富士日記』により、田村俊子賞を、七九年、『犬が星見た――ロシア旅行』で、読売文学賞を受賞。他の作品に、『ことばの食卓』『遊覧日記』『日日雑記』『あの頃――単行本未収録エッセイ集』がある。九三(平成五)年死去。

「2023年 『日日雑記 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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